【Instagram】新機能「リール」の使い方解説&使い道を考えてみる
日付変わって今日から、Instagramの新機能「リール」が公開されました。
ちょこっといじってみたので、その感想と「誰が、どうやって使うべきか?」の考察を簡単にまとめてみます。
「リール」の投稿方法
投稿するには、ストーリーズの作成画面に進み、下のメニューに表示される「リール」を選択します。
アカウントによって、この位置にあったり右端にあったりするようです(ほりけん調べ)
使い方は、ひとことで言うと「簡易版TikTok」です。動画をその場で撮影するなり、もともと撮っておいた動画を使うなりして、投稿を作成します。1本の動画をそのまま使うのはもちろん、このリール機能内で編集して複数の動画をつなぎ合わせることも可能です。
あとは音楽をつけて、エフェクトをかけて、完成です。
投稿前の画面で、ストーリーズのようにスタンプや手書きの追加も出来ます。今のところメンション(@~)やハッシュタグ(#~)の設定はできないようですが……
この「キャプション」に入れようと思えば入れられるので、そんなに問題はないでしょう(#ハッシュタグについては後述しますが、入れてもあまり意味はなさそう…)
こちらをご覧いただくとわかるように、リールの投稿先はストーリーズも選べるのですが、「フィード」(通常の写真投稿)も選択可能です。ストーリーズだと24時間で消える、フィードにすればそのまま残る…という認識でOKでしょう。
また、プロフィール内の「リール」の項目にも表示されます。
↑こんな感じで、リールに1本投稿すると新しいタブが自分のプロフィールに出来ます。
あとは、「発見タブ(虫めがね)」のトップに「Reels」というデカい画面ができていて、この中に入ると色々な人のリール動画が上下スクロールでそれこそTikTokのようにランダムで見ることが出来ます。ここがリールの入り口だと考えてOKだと思います。
ただ、この中で表示されるのはInstagram側が選んだ人気のリール動画だけとのことなので、ここに載るのはなかなか難しいかもしれません(こちらの記事参照)
一応、ランダムで一般ユーザーからのリール投稿も表示はされますが、僕がパッと見た感じの体感値で10%あるかないかでした。あとは、公式マーク付きか数万のフォロワーがいる人ばかり。僕が適当に投稿した上記の「コーヒーとラー油」の動画も、自分のフィード・ストーリーズ投稿なしですぐに40再生ほど行ったので、もしかしたらTikTokとほぼ同じような表示アルゴリズムは動いているのかもしれません。初期表示数十~百くらいは保証で、いいねやコメントの数に応じて伸びる…みたいな。
リールの全貌は、今のところこんな感じ……かな?
誰が、どうやって使えば得する?
以下、僕の個人的な推測なので、ご了承いただいた上でお読みいただけたらと思います。
▷リールで人の流れは変わるか?
リールの捉え方は、基本的には「ほぼそのままTikTok」という認識で良さそうです。
そもそもInstagram(Facebook社)側の思惑は「TikTokで使われている可処分時間を、こっちに持ってこさせよう」だと思うので、なるべく違和感のない形にしたいのだと思います。
実際、既にTikTokで過去に上げた動画をInstagramのリールに載せ直している人も出てきているので、「全部インスタでやった方が、上げる方も見る方も楽じゃね?」というネットワーク効果が働けば、Instagramで使われる時間は増えるでしょう。
アメリカではあんな感じになっていますし、リスクヘッジとして「とりあえず両方に同じものを上げておく」というムーブをする人も出てくるかもしれません。
▷リールを見るのは誰か?
現状、リールの一番の旨味である「色々な動画がランダムで表示される」ための画面にたどり着くには、発見タブ→リールと入って行かなければなりません(↓の「Reels」のところ)
せめてフィードに投稿されたリール動画から他の動画へのリンクが始まればいいのですが、なぜかこれまでのフィード投稿動画と同じように何度もリピートをするだけで、さらにキャプションにハッシュタグをつけても、ハッシュタグの検索結果に表示されません(そういうところだぞ…!Instagram…!)
となると、わざわざ「リールを見に行く」をする人って…?と考えると、やはり若者が中心になるのかなと思います。それも、TikTok経験のある、TikTok的使い方をしたい人。
▷じゃあ、結局どうすればいい?
結論、お店や企業などは無理に手を出す必要もないかな…というのが、今のところの僕の感想です(個人クリエイターは◎だと思います)
拡散性こそある程度あるものの、最大15秒の動画で想いや文脈を伝えるのはなかなか難しく、「リールでウケる(=拡散する)ための動画」を作るようになると、長期的なブランドのファン獲得や、ロイヤルティの高い顧客との関係構築などには、あまり向いていない気がします(このあたりは、僕がTikTokの事例を知らなすぎるだけかもしれませんが…)
もしやるなら完全に「15秒テレビCM」の発想で、話題性で掴んで、エンゲージメントでアルゴリズムに乗っかって拡散し、認知度を高め、想起を取る…という感じになるのかなと思います。これなら、上手く行けばタダでテレビCM並の効果を得ることも出来るかもしれません。
Instagramは通販に直結する機能もあるので、
リールで発見される→プロフィール飛ぶ→通販購入
みたいな流れを作ることができれば、売り上げにつながる余地もあります。
まぁそれでも、業種や商材は選びますね。あとは、自社/自店舗がどう在りたいか、どうなりたいか……次第だと思います。
◇
話題になりそうな新機能リリースだったので、ついつい長くなってしまいました。
自分にぴったりなものを選んで、上手に使いこなしましょう。
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