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魚の釣り方を教えてくれる人が釣り名人とは限らない


コッピーの基本的な情報

今さらですが、自己紹介に準ずる価値観・属性紹介というか、どういう考えがベースにあるのか?ということを書いていきたいと思います!これを見て、どういうスタンスで参考にしていくべき情報源であるのか、吟味していただけたら幸いです。


1.ロールモデルではなく、適応的な生き方を提示する人

読んでくださっている方々はお気づきかもしれませんが、コッピーはあまり提示した内容に対する細かい方法やライフハックについては書かないんです。

なぜなら、すでに素敵なやり方が世に出回っているからです。


大きめの本屋さんに行ってみてください。

昨今の発達障害ブームを受け、心理学コーナーには発達障害やADHDのライフハックや対策本であふれていると思います(エビデンスが十分なものであるかは別として)。


ただその情報に届いていなかったり、情報を上手に活用できていない人が多いんじゃないかなと思っています。

コッピーは、あくまでADHDや発達障害に関しての情報を俯瞰して、分かりやすく発信する、橋渡し的な存在でありたいと思っています。

ということで、自分発信のライフハックをまとめたりはせず、今後も具体的なやり方を提示してくださっている方のnoteを引っ張ってくるか、文献をおすすめするかといったことが多いと思います。


ただ個人的な内容を発信することもあります。たとえば過去の振り返りなんかはそうでした。そのやり方が自分の中で機能していたり、理論上の正しさをある程度感じているもので、他の人があまり発信していない内容については詳しく書いていくかと思います。

とは言いつつ、ライフハック系の発信者として認識していただいていたので、ライフハックなのかもしれません(笑)

強いて言えば、メンタル系ライフハック(障害受容、自己理解の促進含む)でしょうか。



コッピー発信のライフハックはあまり書かない(つもりでいる)理由は、コッピーはライフハックを駆使しているタイプのお手本となるような当事者ではないからです(笑)

ハッピーな当事者の例ではあるかもしれませんが、自分のやり方をみんなにして欲しいとは全く思っていません。


2.社会適応より「主観的幸福感」の人

一応、自己肯定感は高めだとは思っていますが、会社で働くことはできないし、そもそもチームで働きたくないと思っているので、

「常識にいちいち疑問を抱く」「組織で埋もれたくない」「時間的拘束をなるべく受けたくない」という特性のある人なら近いものがあるかもしれません。

個人的には、個を重んじてくれる環境で、好奇心を追い続け、価値観を更新しながら生きていきたいです。


つまり環境選びありきであって、自分が社会に寄せていくという意識が低い。素敵な環境を見つけて、そこで自分らしく暮らせるための最低限の工夫はするという感じ。


社会適応という「社会側の要求と自分の特性のすり合わせをしていく」という点をゴールとしている方々に関しては、ライフハックを駆使されていることが多いのかなと思います。コッピーはその生き方をしていないけれど、方法を提示していくことは可能であるということです。

他者から受ける評価に関しては、

「頭おかしいけど憎めないし、悪い奴ではないんだよな」「できないこと多いけど、〇〇を専門にして生きてるみたいだから、まあしゃーない」

くらいで生きていけるのが理想です。この免罪符的ポジションを目指していきたい方だったら、コッピー発信のライフハックを参考にしていただけるかもしれません。


皆さんも、自分の理想的な状態や社会との関係性、ライフスタイルは何か?考えてみてください。


3.発達障害者の現状に対して問題提起していきたい人

ADHDを始めとしたマイノリティが生きやすくなるためのアプローチがしたい

これについては、コッピーの中の課題であり、最終的な目標です。色んな情報発信や自己実現の末にできたらなーと思っています。なので、「社会適応を目指す」と言っても、自分らしさと社会での生活をどう折り合いをつけていくかは大事ですが、社会のルールや要求に自分を合わせることを目標とするのはもったいないかな、と個人的には思っています。

理不尽なマナーや生きづらい人を生んでしまうような慣習の上で成り立っている今の社会には、課題が多く残されていると思っているからです。

ということで、能力の偏りに対する配慮は、自分から発信して積極的に求めていくべきだし、周囲の障害理解もどんどん促していきたいです。まだまだ声は届かないですが、目の前の大切な人や自分の発言の中では、その信念は持っておこうと思っています。

「当事者が配慮しろと言うのは図々しい・おこがましい(から自分はしたくない)」というような趣旨の反論をたまーにいただくのですが、それぞれのスタンスはご自由に!

おこがましいと思うのはひとそれぞれ。一方で配慮を求める人がいてもよくて、その人たちを眺めて「おこがましい」と行動を批判するのは侵害的なんじゃないかしら?(何なら定型発達者の障害理解が進んで恩恵を受けちゃうかもよ)


現状としては、多くの人の理解や配慮が得られていないのは大前提で、今の世の中の在り方の中で、どうしたら目の前の人に自分の障害のことを分かってもらえるかが重要なので、自分からは特性や困りごと、サポートの必要性は発信し続けたいと思っています!


4.お金について

基本的にはお金を稼ぐ目的ではないので、ぜんぶ無料でいいかなと思っていました。しかし、やっていく中で「これは設定した方がよさそうだぞ」というのがあったので書きます。

⑴「対価を支払ったんだから実践しなきゃ」と思って欲しいような内容

対価を支払うことは、双方のためにも大事かもしれないと思うようになりました。

無料で得られた情報って流し読みしちゃうけど、課金するともったいないと思って全力で生かそうとすると思いますし、お金を頂くならちゃんと有益な情報を書かなきゃとコッピーも背筋が伸びるからです。


⑵めんどくさい叩かれを回避したい内容(過去の振り返りや合格体験記など)

コッピーも色んな方々の合格体験記や、人生経験の本やブログにお世話になってきました。とくに高校生の頃は、ビリギャル的な自伝を読み漁り、「コッピーでも大丈夫!」と自分を奮い立たせたものです。

だれかの役に立てるのなら、今後書こうかなと思っていますが、一方で「マウント」という風に受け止める人も少なくはないので、読みたい人だけに届いて欲しいなと思うからです。

⑶質問や人生相談

サポート(投げ銭)してくださった方の個人的な相談には全力で答えるけどDMは基本返しません。返したい気持ちはやまやまですが、1日が終わってしまいます。

単純に、時間外労働や無料での搾取が嫌いだからです!笑

その他、ツイートに対する質問などは気まぐれで返信してます。


5.医療に関する知識は受け売り

医者や臨床心理士ではないため、具体的な診断に関する質問に関してはADHD素人に毛が生えたレベルです。医学的な知見を眺めて、心理学的な観点から言及することはありますが、あくまで教育心理学寄りです(発達障害という概念の曖昧さとか)。

よく病院の選び方や診断方法について質問を受けることがあるのですが、全然知りません。ただの一当事者&ADHDマニア素人レベルでよろしければどうぞ、という感じです。

また心理学を研究しているけれど、特にヒーリングできるような資格はなく、臨床心理学(精神疾患や心理療法など)は一通り勉強した程度なので、臨床群に関してもそこまで詳しくはないです。


これから、必要に応じて発達臨床心理士の資格を検討してもいいかなーと思っています。

それと、神経科学は詳しくないので、これからそっちもなぞろうかなと思っています。自分の中で分かりやすく整理が出来るレベルに理解ができたら、発信していこうと思います(超文系なので挫折しそうですが)。


6.ASD特性は少ない

ADHDとASDの併存率は非常に多いですよね(なんかのデータでは半分くらいの方がそうだったような)。ADHDを名乗っている方でも、幼少期のお話を伺っていると、ASD特性も強そうだなと思ったり、質問紙に答えていただくと該当しているという方がそこそこいます。ASDの方は、自己認知が弱いというのはしばしば指摘されている話でもあります。

滝吉美知香, & 田中真理. (2011). 自閉症スペクトラム障害者の自己に関する研究動向と課題. 東北大学大学院教育学研究科研究年報, 60, 497-521.

ADHDへの対策だけだとまだまだ生き辛さが強く、両方の特性があるかもしれない…?と思う人は、ASDに関する参考書や発信している方の内容もぜひ参考にして自己理解を深めていってください!



さて、コッピーの発信する情報との付き合い方を考えていただきたかったので、改めて考え方を書かせていただきました。すっきり!

基本的なスタンスはここらへんにあるので、この辺も踏まえて今後も参考に読んでいただけたら嬉しいです。


サポートしていただけると大変モチベーションになります🐟サポートしていただいた分はADHDや発達障害関連の書籍購入に使わせていただきます! ※ここでは個人的なご質問も受け付けています。 ※記事の内容のリクエストもくだされば、気が向いたときに書きます。