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発達障害は血液型占い程度の認識だと思っておく

お久しぶりのテーマのあるnoteです!今回のテーマは「身近な人への発達障害の伝え方」です。


書きたいテーマは無限に出てくるのに、日々のやるべきことに追われていてなかなか思うように取り掛かれないという状態が続いていました(言い訳っぽい)。

こう書きながら、なんで我ながら「この文章言い訳っぽい」と感じてしまうんだろう?不思議に思いました。もし口に出していたら、コッピーはとてもきまりの悪い顔をして、相手の反応を伺いながら話しているはずです。


目的を遂行できなかった理由を話すことは良くないものとされる風潮の影響が半分、実際すきま時間やだらだらしてた時間はたくさんあって、書こうと思えばかけたんだろうなという罪悪感が半分です。


でも最近思ったのは、やろうと思えばできたと思いながらもできなかったことは「今のわたしにはどう頑張ってもできなかったこと」なんだろうなということです。やる気を継続させること、それすらも個人の特性であり能力。サボってたとしても、またがんばれるようになるまでに必要なサボりという訳です。

怠惰な自分に苦悩する時間があってこそ、あとの行動に繋がるんだなと。自分の味方じゃない自分が顔を出す瞬間があるから、いいんだよこれがわたしのペースよ、と考えを上書きして肯定していきたいですね。


しかし、自分のことは納得させられるとして、他者が介在している方(「言い訳と思われるんだろうな」)にはどう向き合っていけばいいのでしょうか。

「言い訳と思われるんだろうな」という直観は発達障害の人の多くが感じてるものだと思うんですよね。

ある目的を遂行しないといけない場面で、自分の事情を詳細に話すのは不必要であるわけです。とくに仕事場面では、どんな事情があろうと、結果を出し、相手のスケジュールを狂わせてしまったり迷惑をかけないということが最優先事項である訳ですから。

この状況は職場だけでなく、家庭での家事、学校における学業成績・部活の成果などあらゆる場面でも生じますよね。


「発達障害が分かったものの、伝えるべきなのか」

「伝えるとしても、どのように伝えていいか分からない」

という悩みをよく耳にします。下手したら、差別的な扱いを受けることもありえるでしょうし、伝えた相手との間に気まずい距離感ができてしまったらどうしよう、と不安に思いますよね。

誰に話してもみんながオープンに受け入れてくれる状態が理想ですが、残念ながら発達障害について表面的な知識しかなかった場合、障害を受け入れて配慮することが困難である可能性があります。

Twitter上でADHDあるあるで盛り上がっていると、通りすがりの方に「ADHD関係なくない?」「なんでも障害と結び付けすぎ」「バーナム効果」なんて言われることがよくあります。


どうしてこういう反応が返ってくるんだろう?と考えてみました。

自分のパーソナリティを何らかの概念を用いて説明された場合、同様の反応をしてしまうなと思うものとして「血液型」が浮かびました。

血液型とパーソナリティに頑強な科学的根拠はありません。ただ自分が「△型だからこういうパーソナリティだ」と幼少期から思い込むことによって、そういうパーソナリティに寄っていくということはあるらしいです。

もしかしたら皆さんの中には、原体験があって血液型とパーソナリティには関連があるんだ!と確信している方はいらっしゃるかもしれませんが、コッピーは人生で血液型を測定したことがないので(珍しい)、

「A型だから融通が利かなくて…」

「A型だから自己犠牲をしてしまってストレスを溜めやすくて…」

と言っている人がいたら、はああ?A型関係なくない??人間あるあるやろ!となってしまう訳です。

A型なんてカテゴリに縛られるなよって思っちゃいません?

発達障害も完全に明らかになっているわけではないので、科学的根拠が薄いといえば薄い。あるいはそこまで理解していなくても、直観的に「自分にも当てはまるときはあるし、それって障害?」と思われやすい。


でも、一緒に働いたり暮らしたりしていく上で、どうしても配慮して欲しいことがでてきてしまい、もし相手も自分のADHD特性に起因することが悩みの種になっていたら、理解されないジレンマに苦しむことになりますよね。

それでは、障害についてそもそも伝えるべきなのか?伝えるとしたら、どんな伝え方が適切であるのか?という問題を3ステップで考えていきたいと思います。

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