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なぜ、お母さんだけが「子育てが下手」と責められなければならないのか。

子どもが発達障害、精神障害、何だか育てにくい、辛い…

そんな風に感じているお母さんに対して、「もっと上手く関わったらいいのに」「お母さんの関わり方が悪い」「子育てが下手」

と周りの人は言う。

子育てに上手い下手とかあるのかな?

お母さんはこんなに頑張ってるのに。

というか、なぜ女性だけ責められるの?

お母さんは子育て下手。

え、父親は?親としての責任はないの?

育てにくさを感じている子をお母さん1人で抱え込んでいるという状況のおかしさや全く子育てをしない父親の存在には触れず、なぜお母さんだけがそのように周りから責められないといけないのだろうか。

それよりも日頃頑張っているお母さんに温かい言葉をかけ、しんどい思いを聞くようにしてほしい。

同じ母親同士であっても、人それぞれ能力も違うし、子どもの特性も違う。自分の価値観で勝手にその人のしんどさを判断して、傷つけるのはやめてほしい。

男性はもっと子育てに主体的になってほしい。やはり未だにお母さんだけに押し付けている人は多い。なぜ、父親だけ子育ての責任から逃れられるのだろうか。子育ての親としての責任は、2人で分かち持っていくものじゃないのだろうか。

もういい加減、子育てにおいて母親にだけ責任を求めるのはやめてほしい。

いつだって子どものすることには母親の責任が求められる。子どもが学校で何か問題を起こして、頭を下げに行くのは母親である。教育がなってないと怒られるのは母親である。子どもが風邪をひいた時、体調不良の時に迎えに行くのは母親である。保育所に入れるか否かで苦しむのは母親である。子どもの進路を考え、思い悩むのはやっぱり母親である。子どもの生に関わる大事な局面で動くのはやっぱり母親であるのだ(もちろんそうでない人もいるとは思うが…)。父親は結局子どもの人生に対して、どこか他人事になっていないだろうか。それは男性側の意識の問題ではなく、社会がそのように父親、母親に要請しているのである。母性神話とジェンダー役割を盾にして。

もっと私たちは父親の存在に目を向けるべきである(父子家庭に対する理解も深めていかないと、父子家庭が使える制度、頼ることの出来る場が少なすぎる!)。

シングルマザーの場合でも、戸籍上の父親が子どもに関与し続ける(経済的に支えていくのは当然で、養育費の支払いをしない男性がいること、男性だけがまた新しい家庭を作り、養育費の支払いが減免されるという状況はおかしくないか?もちろん今の家庭も大事だろうが、前の家庭の子どもであっても父親であることは変わりがない。)ことは必要不可欠である。

女性だけに責任を求め、肉体的、経済的、精神的に負担を与え、母性と言う名で美化して追い詰めるのはもうやめて欲しい。

私の意見は偏っていると思う。男性への嫌悪感がどこかにある。周りに無責任な男性が多すぎた。そうでない父親もいるだろう。そういうロールモデルをもっともっと取り上げていくことも必要であるだろう。私は、父親が子育てをするのが当たり前になるよう、人々の頭に刷り込みをし続けることは意味のあることだと思う。

子どもができてからやっぱり社会の中には、ジェンダーロールがあること、特にしんどい家庭は大抵お母さんが1人で子育てを担い、疲弊していることがわかった。

私たちは改めて家庭内に潜んでいるジェンダー、社会に潜んでいるジェンダーに目を向けなければならない。





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