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2020 1 25 numbergirl live at 那覇2

前回、那覇空港に降り立ち目当てのハンバーガーは食べることはできず傷心のまま国際通りに近いサウナに向かった私。

サウナの名誉のために言っておきたい。控えめに言って最高だったと。ドライ・スチーム・塩サウナとコンディションに応じた豊富なサウナ。水風呂の温度もほぼグルシン。外気浴を楽しむ場所もある。国際通りの近くにこんな良いとこがあるんでね。まぁ私の場合は色々とあり結果”ととのい”までは行きつきませんでした。

さあ、ハンバーガー、サウナと手痛い2連敗を期した私でしたが、それはもうどうでも良いのです。欲張った私が悪いのです。今日のメインイベントはなんと言ってもライブ。しかもあの伝説のバンドNUMBERGIRLの再結成ツアーです。

十数年前に狂うぐらい聞き込んだバンドです。当時学生だった私を救ってくれたとっても過言ではありません。日常に孕む狂気。みんなだって多分そう。


以下、当日ライブ後に居酒屋で書いたメモより

サウナから歩いてナムラホールに向かう。うん歩ける歩ける。ん?何この列?全部客?YES客。久しぶりに並ぶ。DRUM LOGOSを思い出す。同じものが好きな人がいるだけで幸せだったんだなぁ。でも我1人。システムも分からない。まあいいや、良いんです。30分ほど並んだのでしょうか?なりすまし入場ってのも横行してるようです。物販このタイミングでは買えず・・・入場。泡盛300円。カウンターも人多すぎたのでこの一杯に賭ける。氷なしストレート。

陣取ったのは客席左側。BASSより。なぜなら前の人の背が低かったから。あぁそんな場所取りもあったなぁ。よくやったなぁ。

18:00ジャストでメンバー登場。(以下敬称略)

向井の白髪・ナカケンの腹→時の流れを感じずにはいられない!

アヒトのドラミング→ただのマシンガン。武器音。

ひさ子のソロ→青い炎(ギターマガジンより)

MCはほぼ”夕暮れ”しか言ってねぇ。全25曲セトリは後で確認しよう。そうしよう。

でもさ、開放弦が織りなす不協和音。歪み系踏んだ時のハウり方。弦高低くて触れただけで鳴る音!音!何よりピック弾きのバキバキ感。やっぱベースだな。

キラーチューン時は体がやっぱ反応する。ライブ後の腰痛。時の流れを感じずにはいられない!

ブワーっと20曲ぐらいやる感じ。潔さ。衰えはない。すごい体力。いや本気の凄みだ。久しぶりだ。

社会でサバイブするため感受性に蓋をして、敢えて鈍感にしていたこの15年。

核がパッと弾けた。これからよ。まじこれから。VANSとバンTでいいんだよ。格好なんてなんでもいいんだ。ヤりたいことを信じて、ヤりたいニュアンスのままヤる。

”お前が好きなものは何なんだ?お前は一体誰なんだ”←言ってない。言ってないが確かに聞こえた。

核が弾けたこの感じ。本質が弾けたこの感じ。来てよかった一生モン。落とし込むぜこの感じ。自分の肉に血に確実になった。溶け込んだ。

眠らない街那覇。しかし俺は寝た。確かなものを握り締めながら。

時が経てば経つほど感じる。俺は俺を取り戻した。


何という支離滅裂なレポートでしょう。ファイトクラブかよ。

でも、今思い返してもこれが全て物語ってます。いくら言葉を並べてみても、これ以上のレポートは書けないし私にとっては意味がないのです。

ライブって長くて3時間ぐらいでしょうか。3時間で人ってコロッと変わるものですね。おかげで今でもあの日灯された火が私の中で燃えています。

みなさん。コロナが収まり街に音楽が鳴り出したら、ライブハウスで会いましょう。きっと何かが変わると思います。



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