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SINを要求してくる不動産屋(教えてはダメです)要注意 @バンクーバー

先日の投稿でも明記した通り、家探しで最も優先度が高いのが子供たちにとっての環境。セカンダリーに通う長男と、エレメンタリーに通う下二人の学校がどちらも徒歩圏内であるのが望ましい。

という条件のもと、再び候補を絞っていったところ残ったのが2つの物件。一つはウエストバンクーバー、もう一つはノースバンクーバのどちらも一軒家で、いずれも学校まで非常に近いというのがポイントだ。どちらも閑静な住宅街なので、住環境としては申し分がない。

ウエストバンクーバーの物件は夫の会社まで10km以内ということで非常に近く、通勤にかかる労力も低いのが魅力的である。

一方のノースバンクーバの物件は庭に大きなプールがあり、暖炉も2つ。作り自体が非常にゆったりとしている一軒家で家としてはこちらに断然軍配が上がる。しかもジェットバス。。。

正直どちらにするかは悩ましく、当初はどちらになっても良いかなという気持ちであった。実はまず初めにウエストバンクーバーの物件を実際に夫が訪れた際に、ほぼこれで決まりかなという感じがあったので、いったん申し込み申請をしていたのだ。必要な条件は全て満たしていたし、前回の地下室のトラウマの残る私としては、地下に誰も住んでないというだけでなんかもう、嬉しかった。が、前回の失敗を踏まえ、万が一のため押さえの物件も見ておこうと期待せず足を運んだノースバンクーバが、予想を遥かに超えて素晴らしい物件だった。

悩ましい。

揺れる心のまま、どうしようかと話しているところへ、ウエストバンクーバからの返信が届いたのだが、その内容が驚きであった。


「(お前はまだカナダに来て短く信用がないので)家賃を3ヶ月ー6ヶ月前払いしろ」

は?

そもそもアプリケーションシートに、SINナンバーの記入欄がある時点でおかしかった。夫は空欄のまま、とりあえずその他要求された書類を添付して送ったのだが、その中には私達の預金残高を証明するものも含まれていた。その残高を見て、要求してきたものと思われる。

ヤクザ?

「前払いを禁止する法律はないけれど、その必要が本当にあるのかどうか(夫は現地で正式に雇用されており、銀行のトランザクションをみれば支払い能力の有無は一目瞭然)」

と返信をしたところ、この不動産会社の担当者は前払いの要求を諦め、今度は家賃の値上げを要求してきた。その上乗せ価格、毎月プラス300ドル。

舐めてんの?

第二候補としても消えたウエストバンクーバーの物件。ありえない。こうやって何も知らずに移住してくる人たちの足下を見て、不当な要求をしているのだろうか。極めて不愉快である。不動産会社をここで明らかにしたいところだが、契約に関しては担当者の裁量に大きく関わることであるのでここでは控えたい。が、こういった行為が許されている、ということは否めない。不動産会社はOからはじまる大手とだけ言っておこう。

今後バンクーバーへの移住を進めている方々が家を借りる際にあたっては、十分に気をつけて欲しい。

まだまだ波乱万丈の我が家の家探しであった。


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