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ユラユラ(作文)2頁
駅のホームへ降りた。目的の場所へ向かう足取りは想像してたよりも軽い。
思ったよりも力が入ってしまって、体がフワフワと浮いてるようでバランスが取りにくい。
こんなに違うなんて……。ただちょっと気分がいいだけで……。
体を痛めつける強い朝日も、心をおるような強い熱風も、今はなんだか程よい感じ。気分が良いだけで、こうも感覚が違ってしまうものなのか。
特に何があったというわけではないのだけれど。
ユラユラ(作文)1頁
暗い世界。
耳元で聞こえる音。というか、音楽。
足元を揺らす心地よい振動。っていうか、電車の振動。
音楽の壁の向こうから割り込んでくる活気。なんて綺麗なものじゃくて、うるさい馬鹿騒ぎの声。
夏も真っ盛り!暑苦しい!!ジメジメベタベタジトジトタラタラ。
何故?
何故、目の前に居るのは爽やかに元気をくれる学生じゃなくて、自分よりも二回りも年のいった人の騒ぎ声?
何故、颯爽と駆け抜ける美男