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ユラユラ(作文)

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鏡の中を見れば

 いつからだろう?落ち込んでいる時ふと鏡を覗いて酷い自分の顔を見るようになったのは。
 いつからだろう?泣いているアナタを見ながら私がいるよと涙を流す様になったのは。

 鏡の中の自分は本当に酷い表情をしている。泣きすぎたせいか目も目の周りも真っ赤だ。
 アナタのその目を見て私も目が真っ赤。お揃いだねと泣き笑いしたくなるの。

 鏡を見ながら無理やり笑ってみる。
 笑顔を作ってくれたアナタに微笑み

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アタシのドラマティック

 散々輝く太陽の光。見渡す空は雲ひとつ無く綺麗に真っ青。視線の先の青に妙な苛立ちを覚える。無性に叫びたくなるのはアタシだけ?
 ちょっと思いっきり叫ぶことすら叶わないこの世界は一体何なんだろ?
 どこまでもつづくその青に、この声を突き刺したい。それができる場所を探してる。それができる時を待っている。
 その道程はアタシにとってまさにドラマなの。人の人生はどれもドラマと聞くけれど、アタシとってのドラ

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ユラユラ(作文)2頁

駅のホームへ降りた。目的の場所へ向かう足取りは想像してたよりも軽い。

思ったよりも力が入ってしまって、体がフワフワと浮いてるようでバランスが取りにくい。

こんなに違うなんて……。ただちょっと気分がいいだけで……。

体を痛めつける強い朝日も、心をおるような強い熱風も、今はなんだか程よい感じ。気分が良いだけで、こうも感覚が違ってしまうものなのか。

特に何があったというわけではないのだけれど。

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ユラユラ(作文)1頁

暗い世界。

耳元で聞こえる音。というか、音楽。

足元を揺らす心地よい振動。っていうか、電車の振動。

音楽の壁の向こうから割り込んでくる活気。なんて綺麗なものじゃくて、うるさい馬鹿騒ぎの声。

夏も真っ盛り!暑苦しい!!ジメジメベタベタジトジトタラタラ。

何故?

何故、目の前に居るのは爽やかに元気をくれる学生じゃなくて、自分よりも二回りも年のいった人の騒ぎ声?

何故、颯爽と駆け抜ける美男

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