𝖺𝖽𝖾𝗅𝖾

’99|京都|文学、哲学、ドイツ

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’99|京都|文学、哲学、ドイツ

記事一覧

言い訳をしておこう

25歳になった。 あっという間に過ぎていく毎日。 ただ、何かを待っているだけのような日々。 …

2

「この世界がきみのために存在すると思ってはいけない」

自宅の近くにできていて気になっていた よし行くぞと決めて、重い腰をあげる 静かな路地の奥…

9

Heaven knows I've tried

朝から用事があったから 早く起きなきゃいけなかったのだけど その夜は大きく漠然とした不安と…

もしくは、それに似た何か

雨が降ったり止んだり、一日中じとじとしている中、京都にも梅雨入りの知らせが。 だから、先…

鴨川、花火の匂い

帰り道、もうとっくに日も暮れて 最寄りの駅に着く頃には辺りが暗くなっていた。 ふと、鴨川…

わたしなら

気持ちが下へ、深く、深く 沈むことの多い時期だった。 それでもなんとか、まばらにだけども、…

私の純粋な感性は

気が緩んでいるのか、 最近はせっかく早起きをしても ゆるゆる過ごしてしまう。 結局家を出る…

じわじわと湧き上がっては消える。心の奥にずっと、正体不明の後ろめたさがある。

綺麗なままで

早起きして鴨川に出ると、満開の桜が出迎えていた。 お花見をする老夫婦や大学生グループ、キ…

堀川通

堀川通は、京都市の南北を結ぶ大きな路。 名前の通り「堀川」の横にある通りで、側には二条城…

正直なところ、私が殆どの日本映画について懐疑的なのは、家父長制の実態が悪い意味で滲み出てるのみならず、台詞に重みが感じられないこと。扱うテーマに比べて脚本がいかに薄いかよくわかる。小説が元の作品なら尚更。良作であるほど頭に残るシーンや言葉に重みがあり、考える。忘れられない。

「カシャリ」という音

月曜日 楽しみにしていた予定が無くなってしまった。 また、私は選ばれなかった。 あれこれ…

星の友情

何かが上手くいくと何かが上手くいかなくなる。というか、失落する。 先日、少ない友人の一人…

自分には甘んじて妥協を許しながら、一方で他人には冷笑や苦笑を向ける人を軽蔑する。「人に厳しく、自分には甘い。」着眼点は面白く興味深いけれど、俯瞰しているつもりで人や世を見続ける傲慢な態度がとても残念な人。自分はそうなっていないだろうかと、じりじり考える。

洗練されたものこそ美しいという認識を持った言動には賛同できない。洗練されていても、されていなくても、美しさはある。
例えばよみ人知らずの歌が多く収められている万葉集は、貴族や歌人の歌を集めた勅撰和歌集に比べて素朴な美しさがあり面白いと、何世紀も評価されている。

「考えすぎなくていいと思う」と言われるくらいなら、「気が済むまで考えなさい」と言われる方がまだいい。
思考するということは、心が沈黙のままに自己と行う対話だから。

言い訳をしておこう

25歳になった。 あっという間に過ぎていく毎日。 ただ、何かを待っているだけのような日々。 …

2

「この世界がきみのために存在すると思ってはいけない」

自宅の近くにできていて気になっていた よし行くぞと決めて、重い腰をあげる 静かな路地の奥…

9

Heaven knows I've tried

朝から用事があったから 早く起きなきゃいけなかったのだけど その夜は大きく漠然とした不安と…

もしくは、それに似た何か

雨が降ったり止んだり、一日中じとじとしている中、京都にも梅雨入りの知らせが。 だから、先…

鴨川、花火の匂い

帰り道、もうとっくに日も暮れて 最寄りの駅に着く頃には辺りが暗くなっていた。 ふと、鴨川…

わたしなら

気持ちが下へ、深く、深く 沈むことの多い時期だった。 それでもなんとか、まばらにだけども、…

私の純粋な感性は

気が緩んでいるのか、 最近はせっかく早起きをしても ゆるゆる過ごしてしまう。 結局家を出る…

じわじわと湧き上がっては消える。心の奥にずっと、正体不明の後ろめたさがある。

綺麗なままで

早起きして鴨川に出ると、満開の桜が出迎えていた。 お花見をする老夫婦や大学生グループ、キ…

堀川通

堀川通は、京都市の南北を結ぶ大きな路。 名前の通り「堀川」の横にある通りで、側には二条城…

正直なところ、私が殆どの日本映画について懐疑的なのは、家父長制の実態が悪い意味で滲み出てるのみならず、台詞に重みが感じられないこと。扱うテーマに比べて脚本がいかに薄いかよくわかる。小説が元の作品なら尚更。良作であるほど頭に残るシーンや言葉に重みがあり、考える。忘れられない。

「カシャリ」という音

月曜日 楽しみにしていた予定が無くなってしまった。 また、私は選ばれなかった。 あれこれ…

星の友情

何かが上手くいくと何かが上手くいかなくなる。というか、失落する。 先日、少ない友人の一人…

自分には甘んじて妥協を許しながら、一方で他人には冷笑や苦笑を向ける人を軽蔑する。「人に厳しく、自分には甘い。」着眼点は面白く興味深いけれど、俯瞰しているつもりで人や世を見続ける傲慢な態度がとても残念な人。自分はそうなっていないだろうかと、じりじり考える。

洗練されたものこそ美しいという認識を持った言動には賛同できない。洗練されていても、されていなくても、美しさはある。
例えばよみ人知らずの歌が多く収められている万葉集は、貴族や歌人の歌を集めた勅撰和歌集に比べて素朴な美しさがあり面白いと、何世紀も評価されている。

「考えすぎなくていいと思う」と言われるくらいなら、「気が済むまで考えなさい」と言われる方がまだいい。
思考するということは、心が沈黙のままに自己と行う対話だから。