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代表・堀口へのインタビュー(前編)

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さて、今回はAdelanteの代表を務める堀口に直撃インタビューをし、設立の経緯や、大切にしている想いを伺いました。

インタビューは前・後編でお送りいたします。

ー ブランドの立ち上げから4年半になりますが、起業のきっかけは何ですか?

(堀口)「飾り付けアイテムでいつか自分のブランドを立ち上げたい!という夢がありつつも、言葉の壁で諦めていたペルー人女性との出会い、そしてソーシャルビジネスの概念を知ったことが起業のきっかけとなりました。」

ー そのペルー人女性とはどこで知り合ったのですか?

(堀口)「外国人支援のNPOで勤務していたときです。NPOでは外国人の生活相談や日本語教室をしていて、そちらで出会いました。」

ー もともと外国人支援に興味があったんですか?

(堀口)「スペイン語ができたので、大学時代に外国にルーツを持つ子どもたちの学習支援活動に取り組んでいました。
ある日、9歳の子どもに『なんで安奈ちゃんはお母さんが外国人なのに、大学にいけたの』と言われたんです。さらに『私の家はお金がないし、お母さんも外国人だし、私は大学に行けないと思う』と言われたことがあって、、。9歳の小学生が夢を諦めていたことに衝撃を受けました。」

ー それもひとつのきっかけとなり外国人支援の道へ進むことになったんですね。

(堀口)「NPOや大学院での研究を通して100人以上の在日外国人、また、その子どもたちと出会いました。出会った人たちの約半数が非正規で働き、時給が安いため少しでも収入を得ようとした結果、長時間労働をせざるを得ない状況下にあることがわかりました。
子どもたちが自分のやりたいことを諦めずに済むような社会にしたいと思ってたけど、そのためにはまず親のサポートが必要なんじゃないかと思ったんです。」

NPO時代の様子

ー 子どもを支えるには保護者へのアプローチが不可欠だと感じたのですね。

(堀口)「従来の支援という形にとらわれず、彼女たちが自立し自信を持てる新しい仕事を創り出す必要があると考えました。その時に注目したのが南米のお祝い文化です。」

ー 飾り付けアイテムでいつか自分のブランドを立ち上げたい!という夢がありつつも、言葉の壁で諦めていたペルー人女性との出会いでしょうか。

(堀口)「南米では誕生日を盛大にお祝いするんですが、彼女は日本に来てからも自分でデコレーションを作っていました。その特技をなにか活かせないかと注目しました。
支援の現場で知り合った在日外国人女性たち数名に声をかけ、飾り付けアイテムを商品化しました。彼女たちの『文化』と『強み』、そして『好き』を活かせる仕事、飾り付けアイテムブランドSOL LUNAが誕生したんです。」

SOL LUNAのデコレーションサンプル


ー 外国人の雇用をつくり、日本人とのつながりの輪を広げていく。ソルルナのデコレーションは、そんな社会を目指す第一歩なんですね。

(堀口)「ソルルナを見て、そういえば近所に外国の人いたなとか、同じクラスの子にいるなとか、見かけたことあるとか、日本社会でこういう人たちがいるっていう知るきっかけだけでもいいと思うので、何かお祝いを通じて機会になればいいなって思います」

後編に続く
後編では、ブランドとしてのソーシャル×商品、今後の目標などについてインタビューしております。

代表・堀口の他エピソードはコチラ
「なんでママが外国人なのに大学に行けたの?」|Adelante Inc. (note.com)


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