育休取得までの道1 事務手続き編
1.前置き
自分が長めの育休をとろうと決めた当時、情報やロールモデルが少なすぎることに苦労した。弊社は父親の育休取得率が80%を越えているのだが、3ヶ月以上取得する人はまだまだ2~3割程度であり、イレギュラーだったと言える。これから長期で取得を考えている未来の父親のため、自分が育休を半年取得するに至ったスケジュールについて具体的に共有したい。
記事が長くなるため、以下3回にわけて記事に書く。
(1)事務手続き
(2)家庭の準備編
(3)会社での準備・立ち回り編 ※3/10更新
(2)(3)については、非常にプライベートな内容も含めた体験談を深く掘り下げるため、一部を有料記事とする予定である。
2.育休申請
(1)育休取得開始の2ヶ月前:育休申請
上司経由で人事部へ育休申請をする。育休取得日≠出産予定日ではなく、出産予定日の2週間後を育休取得日とする。
2回に分けて取得するのが決まっている場合、この時点で申請する。
※詳細はこちらの記事で解説
法律上は取得の2週間前でも良いことになっているが、手続きをスムーズに済ませたいことと、予定日がずれたとき対応できなくなるリスクを踏まえ、2ヶ月前(=予定日の1.5ヶ月前)に申請でちょうどよいと思う。
とくに取得開始が2~4月の人は、人事異動の対象にならないように早めに申請すべきと思う。
<注意点>
申請をする手続きをする日というだけあって、意志を伝える日ではない。
上司や同僚にはもっと以前から育休取得の意志を伝えておくこと。立ち回りについては会社内での準備・立ち回り編にて解説。
(2)育休取得開始の1ヶ月前
①人事部や労働組合から、意志の確認
会社によって申請フォームや必要書類が微妙に異なる可能性があるので、必ず担当に確認すること。
②育児休業給付金の申請
会社から書類をもらえるので記入して提出。
この時期からは、いつ生まれてもおかしくないので遠距離出張がないよう業務調整するとともに業務引き継ぎマニュアルを完成させておくこと。
③出産育児一時金の申請
病院から書類がもらえるので、記載して提出しておくこと。
(3)出産後~育休開始日 まで
誕生おめでとうございます! しかし思いに浸るのもそこそこに、父親の動きは下記の通り。
①出生届を提出
②住民票を入手(念のため2通)
③出産通知書を提出(1週間以内に済ませること)
④出社して保険証を申請
⑤育休開始日を変更、調整
表は理論値なので、実際は出産した日+1週間後を育休開始日になるように変更手続きをして、あとは特別休暇や有休で微調整すると良いと思う。
<補足:妻側>
帝王切開で出産した場合、なぜか医療保険がおりるので民間保険に入ってる場合は保険会社へ電話しましょう。
(4)出産2~3週間後(会社申請から1~2週間)
子供の保険証を入手したら、医療助成申請をする。
(医療費が200円になるやつ)
(5)2ヶ月後:育休給付金が振り込まれる
忘れたころに、2ヶ月分ずつまとめて振り込まれます。すぐ振り込まれないので注意!
※家庭編へ続きます
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