育休取得までの道2 家庭準備編:夫視点での出産までのスケジュール

1.前置き


 こちらの記事の続き。

 当然のことだが、育休は事務手続きをすれば取れるだけであって、それだけで全てOKという話だけではない。家庭内外での準備が必要になってくる。
 今回は、家庭内の準備について父親視点で準備したこと、家族で話し合ったこと、後悔したことについて話したい。
 自分も全く予備知識のなかった男の1人なので、すでに詳しい方にとっては細かくなるかもしれないがご容赦いただきたい。
 個人差や各家庭によって考え方が異なったりする部分があると思うので、1つの例として参考になる部分が少しでもあれば嬉しく思う。


2.スケジュール概要

3.妊娠発覚:4~5週

 最初に検査して発覚するのがこの頃。市販の検査薬で確認後、超音波検査に受けに行くことになる。
 しかし、この時点ではまだ舞い上がるのはほどほどに。3割ぐらいの確率で化学流産が起きてダメになってしまうので、ダメだったときの精神ダメージが大きい。(我が家も1回あった)
 補足だが、妊娠●週は最後の月経初日からカウントするらしく、
「なんでいきなり4週?計算あわなくない?」ってなった。

4.悪阻(つわり)ピーク:6~10週

 悪阻の開始~終了時期は個人差あり。ピークは約1ヶ月くらい。
 この時期は仕事はほどほどに早く帰宅し、家事も最低限にする。

<妻の悪阻に対する考え方・注意点>

(1)「妻 悪阻 夫ができること」「妻 悪阻 食べ物」といった情報にとらわれすぎない
 ➡個人差が大きいので、本人が思考錯誤して「こうすると楽」「これなら食べれる」といった傾向を掴んでもらうしか無い。

(2)よほど身体に悪いもの(お酒・生牡蠣レベル)以外は少し目をつぶる
 ➡調べると色々な情報が出てくるが、今は「●●が身体に良い」とか「身体を冷やす●●は食べない方が良い」といった情報を妻に伝えすぎないこと。「べき論」はあまり受け入れる余裕がない時期なので、チキンだろうがポテトだろうが食べれるだけマシと思って気長に見守る。

(3)妻の発言が、昨日と今日で整合性取れなくても気にしない
 ➡食べれるor食べれない物や、気分が悪くなるトリガーは日々変化する。

(4)解決脳を一度捨てる

 ➡下手に問題を解決しようとしたり、現状を改善しようとしないこと。
 本人が欲しがっていることに沿って行動して、プラシーボ効果でやりすごして、時間がすぎるのを待つぐらいでちょうど良いかもしれない。

5.出生前診断

 超音波エコー➡NIPT➡羊水検査 と3段階で、染色体異常の判定をする。
 実際にはNIPTで陰性判定だったので、羊水検査はしなかった。
 費用は合計で約13万円。
 かなりプライベートかつセンシティブな内容を含むので、別記事(有料)で記載予定。
 夫婦の価値観により賛否があることは重々承知だが、綺麗事では済まされない部分がある。
  <3/17 書けたらここにリンクを張ります>
 一番重要なことは検査前の話し合いで、
(1)NIPTが陽性なら羊水検査は受けるのか
(2)さらに羊水検査も陽性ならどうするか
 夫婦で意見を一致させておくこと。

6.安定期の準備:16~27週

 悪阻が軽くなって外出しやすい時期が来る。ここで、会社に報告し育休取得の意志を伝える。予定より長めに伝えた方が良い。
  <3/10 書けたらここにリンクを張ります>
●この時期になるべく準備を進めておく
・お風呂の入れ方の講習とか色々いく
・買い物。赤ちゃん本舗とかベビーザらスとか行くと色々もらえる
・里帰りについて親と相談しておく
(※里帰りは父親を育児から遠ざけるのでしないほうが良いが…)
・ベビーカー、抱っこ紐、ベビー布団を購入
・ベビーベッドをダスキンでレンタル

<補足:ベビーベッドについて>

家の都合上、2台のベビーベッドを使った。
(1)リビング用:レンタル品、0~8ヶ月
(2)寝室用  :購入品、  4ヶ月~1歳現在でも使用中

最初はリビング用1台のみの予定だったが、寝室も大人のベッド添い寝では危険だと判断し、ベビーベッドを購入。2台使いは正解に近いと思う。
※立ちベッド(高さが高いもの)がおすすめ!

<補足:講習や病院に行く際の心構え>

 ハッキリ言って、2023年時点ではまだまだ中々ひどい扱いを受けた。
 「男も育児に参加すべき」という風潮だけが先行しているが、実際は世の中(とくに女性側)が男を育児から遮断しようとしてるんじゃないか?と思う場面すら多々あった。
 病院や講習では妻の方に向いてずっとしゃべってて自分が質問すると変な目で見られるし、産婦人科の待合室にいるだけで女性達に睨みつけられたり舌打ちをされたりする。
 妻さえ理解してくれれば良いので、世の中からの扱いは無視に限る。 
  

7.妻の産休開始~最終準備:34週~

 ・父親育休を会社に提出する

 ・夫婦ともに、歯医者とか身体の悪いところを治療しておく
 ・子供の名前を決める
   <書けたらここにリンクはります>
 ・小旅行にいく
 ・外食に行きまくる(※重要)

<出産後の外食目安>

 ・0~2ヶ月:不可
 ・2ヶ月~ :イオンのフードコート
 ・7ヶ月~ :ファミレス(お座りできるようになってから)
  大人で行くような少し高めのお店はほとんど赤ちゃんお断りなので年単位で行けない。

8.まとめ

 「病院に毎回付きそう」「2人で準備する」「手伝いではなく主体的に」といったことを言葉で書くだけなら簡単だが、100%妻と同等に準備に参加するのは難しい。(有休が20日あっても足りない)
 妥協点として、意思決定や判断が関わる場面だけでも必ず同行するのはどうだろうか。妻からも「ただ確認するだけの検査には来なくて良い」と言われてたので、及第点だったのだろうと信じている。
 とにかく、重要な決断を1人で抱え込ませないことが大事だと思う。



 

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