パパ育休、出産予定日から開始してはいけない理由

1.前置き

 産後パパ育休を申請する際、出産予定日ではなく予定日の2週間後で申請するべきという話をしたい。これから親になる夫婦がパパ育休の申請日によって不便な思いをしないよう、開始日の設定について書く。

2.産後パパ育休制度の融通の利かなさ

2024年2月現在の育休申請ルールには融通の効かない部分があり、
 (1)開始日の2週間前に申し出ること(=即日取得はできない)
 (2)申請後に前倒しすることはできるが後ろにずらすことはできない

となっている。ルール上は2週間前だが、現実的には1~2ヶ月前に会社に申請として、その時点では出産が後ろにずれるかどうかなんてわかりようがない。
 さらに、出産後に会社に家族変更届+健康保険証の申請をしにいく必要があり、1回は出社することになる。(これは会社によるかもしれない)
 以上のことから、予定日より後ろの日で申請して生まれた後から変更すべきということは確定したが、どの程度後ろにずらすべきかが次の問題になる。

3.最初の申請で予定日+2週間にすべき根拠

 

出産日と予定日の関係

<引用元>https://allabout.co.jp/gm/gc/188572/

 42週以降は命の危険があるので、41週で出産促進剤を投与したり帝王切開に切り替えたりするらしい。よって、2週間以上ずれることはほとんどなく、パパ育休の開始日は予定日+2週間で対応可能と考える。
(もし予定日より2週間以上遅れたら、母子ともに危険なので休みを取って病院に付きそうべきだと思う!)

4.早めに生まれたら開始日はいつに変更する?

<特別休暇との兼ね合い>

 会社から配偶者出産休暇をもらえる場合も多いと思うので、出産初日から育休に突入するともったいない。使い切ってから育休へ。(弊社は3日使えた)

<赤ちゃん誕生後の父親の動き>

 有休の残り具合、特別休暇(配偶者出産休暇)の日数、曜日の都合によって、開始日を調整してください。消滅しそうな有休が大量に余ってるなら有休消化にしたあと育休でも良いと思う。例えばこんなかんじ。

育休開始日と出産後のスケジュール


5.補足

 仕事の棚卸し+引き継ぎは予定日の2~3週間前にはほとんど終わらせておきましょう。少なくとも、あと1~2日出勤すれば終わる程度までは。
 子供が誕生したあと、会社から電話がかかってくることがないように!

 

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