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若手女性リーダー向け研修を実施して感じたこと【毎日note11日目】

少し前のことになるのですが、とある企業さんにご依頼いただいて、若手女性リーダー向けの研修を担当させていただきました。

その時にすごく私自身、様々な気付きがあったので、この機会に改めて言語化したいと思います。

■子育てと仕事の「両立」は大変そうだから・・・

参加してくださったのは、20代中盤~後半の女性リーダーの方が中心でした。

皆さん、すごく今の仕事に対してやりがいを感じていらっしゃり「自分が女性初の役員になるんだ!」と宣言をして下さる方までいらっしゃいまいた。

でも、お話をじっくりと聴いていくと「(結婚はしたけれど)子育てと仕事との『両立』は難しいだろうから、子どもを持つことは半分諦めている」とか「管理職として更にキャリアアップしたいのであれば、プライベートを犠牲にするしかないと感じている」という声がポロポロ出てくるのです。

私が20代だった頃ならともかく、今の20代の方がそのように感じていることにすごく驚きました。

と、同時に「ワーママ大変!!」「子育て辛い!!」みたいな情報があまりにも溢れていて、それが彼女たちの可能性を狭めてしまっていることにも気付かされました。

研修の中で「もちろん大変なこともたくさんあるけれど、子育てしながら働くことは楽しい!」と言ったら、ものすごく驚かれたのでした。

■ワークライフバランスではなく、ワークライフインテグレーション!

2年程前にこんなnoteを書きました。

両立という言葉を辞書で引くと、このように出てくる。

両立
二つの物事が同時に支障なく成り立つこと

仕事と子育てが「支障なく」成り立っているか?と聞かれると、間違いなく答えはNO。

どちらもギリギリのところでいつも踏ん張っている。
支障ありまくりだ。

「両立」=バランスを取るのではなく「どちらも楽しむ」という発想で良いのでないかと。
これであれば、私は自信を持って「できている」と答えられそうだ。

「ワークライフバランス」という言葉の中には、ワークとライフは”相反するもの”という無意識の考えが含まれているけれど、実際には、仕事も家族との時間も、大切な友人とのひと時も、どれも大切な「私」の一部。

仕事orプライベートと天秤にかけるのではなく、どれも自分の大切な一部であり、仕事・プライベート・サードプレイスでの活動から、シナジー(相乗効果)を産みだせるように、充実させていくという考え方にシフトしていくことが「両立の苦しみ」から抜け出すことに繋がると思うのです。


そういえば、私も1回目の産休に入る時に、自分のキャリアはこれから断絶させられるような気分になっていたけれど、実際には全然そんなことなかった。

子育てが仕事に活きていると感じることもたくさんあったし、積み重ねてきた経験や専門性は消えるものではなかった。


そんな話をしたところ、受講生の方に「婚活してみようと思った!」や「プライベートも諦める必要がないということが新たな気付きだった!」と言ってもらえたのでした。

少し先を行く先輩世代としては、発信にも注意が必要だなと反省させられたのです。どうしてもネガティブな情報のほうが印象に残るからこそ「子育て大変そう・・・」とか「両立なんて自分には無理・・・」と受け止められてしまう危険性があるということ。

そして、参加された皆さんの前向きなエネルギーに触れて、私自身ももっともっと挑戦していこうと、大いに刺激を受けたのでした。

そういった前向きな場づくりに携わることができて、とても幸せでした。

というわけで、今日も読んでくださって、ありがとうございます。


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