2022.2.13 ももクロくらぶxoxo ~バレンタイン DE NIGHT だぁ~Z! 2022 表 備忘録~10年後もいっしょ~
2022年2月13日、ももいろクローバーZのバレンタインライブ、通称“バレイベ”を観てきました。
ラジオ番組発のバレイベも今回で記念すべき10回目の開催。
節目となったこのライブ、非常に面白楽しく更にはアツい、とても良いライブでした。
なので簡単に備忘録を。
○ライブ前
タイトルにもある通り、バレイベはももクロがニッポン放送でパーソナリティーを務めるラジオ番組『ももクロくらぶxoxo』発のライブイベントで、その他のももクロライブではなかなかお目にかかれない茶番や寸劇、カバー曲などを楽しめるイベントです。
10回目の開催となった今年のバレイベの会場はさいたまスーパーアリーナ。
これまでは横浜アリーナでの開催が恒例でしたので、バレイベとしては今回が初のSSA開催になりましたね。
ももクリ振りでそんなに久々感のないSSAに着くと個人的には最早恒例のAゲートへ一直線で向かいます。
会場内へ入ると、アリーナセンターのサブステージから「X」の形で伸びる4色の花道が印象的でした。
xoxoの「x」でも10周年の「X」でもあるのでしょう。
映像でしか観たことないですが、2012年の夏西武を思い出し、開幕ワニシャンをやや期待したりしてました。
座席はスタンド200レベルでピンクの花道の延長線上辺り。
これは恐らく花道端まで来てくれれば表情もしっかり観られるだろう、と内心ガッツポーズで開演を待ちます。
○ライブ本編
セットリストは以下の通り。バレイベらしく寸劇や茶番も挟みつつの構成。
・overture~月色Chainon
暗転と共にいきなりoverture。ライブの幕が上がります。
大抵のももクロの大箱ライブではOPムービーの後に流れたり、アンコール後に流れたりなので即overtureって割りと珍しいかな?
コール無しでもそりゃテンションは万全の状態になります。
1曲目はザ・ゴールデン・ヒストリー。
いきなり大好きなやつきた!
ゴルヒスの喜びと共に夏菜子ちゃんのポニテにさらに沸きます。
やっぱり百田夏菜子のポニテが大好きなんすよ。
あと髪型で言うと玉井さんのツインテも可愛らしくて目を奪われましたね。
デコだしも大変キュート。
そして目の前がピンクの花道ということはつまり「あれ」が観れるってことなんですよね。
ゴルヒスのサビで煽ってくるあーりんさんが間近で!!
目の前で煽ってくれるあーりんと一緒に跳ぶ。
これはやっぱり何倍かの楽しさになるんですよ。
思わず童心を取り戻し飛び跳ねました。
あとはめちゃくちゃ大きく手を振るあーりんがめっちゃくちゃ可愛かったですね。
続いて、ゴリラパンチ!楽しく攻める!
ゴリパンはなかなか旧バージョンの振りが抜けずにいましたが、この日はいい感じにフリコピ出来て嬉しかったですね。
あとはあーりんさんのパフォーマンスが素晴らしかった。
療養明けで調整の時間もあまり無いなかで完璧な『あーりん』のパフォーマンスを見せてくれましたよね。本当に佐々木プロだなと。
そして3曲目のStay Goldの落ちサビ百田夏菜子に見事に撃ち抜かれて、MCへ。
チョコをあげる・待ってるのトークで、
「れにちゃんも(チョコ)待ってる!(←言い方がとてもかわいい)」
と元気に発するれにちゃんへ3人が終始、
「うん、貰えるといいね。(棒読み)」と全く取り合わない感じなのがめちゃくちゃ面白かったです。
自己紹介も終わり4曲目は月色Chainon。
この日の4人の衣装はこんな感じでした。↓
語い力があれですがキラキラヒラヒラしててももクリ感ありましたよね、だいぶ好みなやつでした。
そしてセーラームーン曲はダンスが大変優美なのでこういうヒラヒラした衣装が一番ピッタリだと思うんですよ、個人的には。
バックのモニターも映像がとても綺麗でそれも相まって大変うっとりしてしまいました。あとは落ちサビ前間奏で左右に細かく走る(シャトルランみたいに)部分で揺れるももたかぎのポニテが芸術的でした。
・企画コーナー
月色Chainonが終わると、MCのニッポン放送アナウンサー吉田尚記さん(愛称:ごぼう)が登場し、バレイベ恒例"寸劇コーナー"の説明タイムへ。
暗転に釣られて帰りそうになる百田さんをれにちゃんが引き止めた後の無邪気な笑い合いが愛で溢れてましたね。
今回は『ももクロがももクロをプロデュース』ということで、
・玉井詩織プロデュース「スナック愛輪(あーりん)」
(あーりんの笑い声がスナックのママみたいだとタレコミがあったから)
・百田夏菜子プロデュース「百田夏菜子のラジオドラマのせかいSP」
(番組に他のメンバーが出たことがないため、れにちゃんと生収録)
2つの寸劇(?)を披露してくれました。
"スナック愛輪(あーりん)"
カウンター席のセットに一昔前のスナック感溢れる衣装に着替えたりんりんコンビが登場。
りんりん2人がゲストをスナックのお客さんとして迎え入れてお悩みを解決するという寸劇でした。
この日のゲスト兼お客さんはモノノフ芸人の最後の砦として名高い塚地武雅さんとももクロChanでも度々共演している鈴木拓さんのドランクドラゴンのお二人。
塚地さんがなかなかあーりん・しおりんと目を合わせられず、まさに我々(オタク)じゃんって感じのリアクションを終始とってたので、面白さと親近感とで会場が温かい雰囲気に包まれてました。
肝心のお悩み解決はというと、あーりんママの解決法が「気にせず酒を飲め」や「酒飲まないと語れないわ」など、ほぼほぼあーりんロボで笑いました。
お悩み相談後はりんりん2人でカバー曲、ロンリー・チャップリンを披露。
全然世代じゃないはずですがとてもしっくりくる。
特にしおりんの低音がハマっていて大好きでした。
"百田夏菜子のラジオドラマのせかい"
シナリオは放送10年目を迎えたラジオ番組のパーソナリティー桃井香奈さん(夏菜子ちゃん)が10年前に助けられた相手(れにちゃん)とラジオを通して運命的な再開を果たすという内容。
花道ステージ上でももたかぎの2人(とちょっとだけ吉田アナも)がラジオドラマの公開収録の様子を見せてくれました。
ラジオと言っても、ステージ上には椅子や机もしっかり用意してあり、表情やちょっとした仕草もしっかり演じられてて最早1つの演劇作品のような仕上がりでした。
めちゃくちゃパラレルワールドな世界観でしたが、ドゥユワナというよりは幕が上がるに近い雰囲気をひしひしと感じましたね。
またももクロの青春映画が観たいなぁ。
ラジオドラマの中で出会った2人は百田さん行きつけのお店「スナック愛輪」へと向かいます。まさか繋がっているとは。
お店に着くと、ももたかぎの二人はカバー曲アジアの純真を披露。
本気歌唱ってよりはカラオケ感重視で雰囲気に合ってました。
スナック愛輪にはまだお客さんのドランクドラゴンも滞在中、当然塚地さんはド緊張で控えめに手拍子。
対称的にオーバーに手拍子をする鈴木拓の姿が面白いと同時に相方の様子を引き立たせるプロの動きでしたね笑
"モノノフ塚地武雅による「うりゃ」のお手本"
ラジオドラマが終わるとトークの流れでまたも塚地さんのモノノフ話へ。
このライブのアツさの原因は9割塚地さんでしたかね笑
アジアの純真前のトークでもももクロと絡んでマウントを取ってくる若手芸人に対しての「(ももクロがいい子なんて)全部知ってるわぁ!ずっと見てきてんだよぉ!」が最高に面白くてアツかったですね。(台本になかった流れなのもまた面白い)
ネタの部分も多少はあるでしょうけど、彼が言うと言葉の重みが違い過ぎてオタクとしては胸が熱くなり笑い泣きって感じです。
そしてももクロ史上でも恐らく初のステージ上でたった一人のオタク(塚地武雅)による「うりゃおい」講座が始まりました。
『オタクには4~5年目くらいで「うりゃ」に踏み出すタイミングが来る』
『おい勢は前へ体重をかける、うりゃ勢は後ろに反るものだ』
恐らくここがこの日1番の沸きポイントでしたよね笑
僕も周りのオタクもオーバー過ぎるほどに頷き大拍手を送ってました。
そしてまた台本に無い流れで実際にovertureを流してうりゃの実演タイム。
明らかにオープニングのovertureよりも会場の一体感が完璧で、何年か前のovertureを思い出し最高に楽しかったですね。
その後の茶番コーナーでも、
・流れをぶった切りスナック愛輪の看板とツーショを撮りたがるあーりん
・れにちゃんへの理不尽ルーレットに対して「グループへの貢献順じゃない?」と鋭い毒舌を見せる佐々木さん
・大スベりするはずの「そんなの関係ねぇ」披露を永野と高城での経験で乗り切るれにちゃん
・寸劇の時よりもスナック感120%で笑うあーりんママ
・バームクーヘンをどうしても家族と独り占めしたい夏菜子ちゃん
・妙にズッコケが巧い太田胃にゃん
など可愛く面白い見どころが盛り沢山でした。
・10年後も伝えたい『ありがとう』(Z伝説~青春賦)
茶番コーナーの後はライブパートが再開。
以前どこかで見た白と銀のカッコいい衣装で登場しZ伝説を披露。
そしてZ伝説後は流石に声が出そうになりましたね~。
シンプルなれにちゃんの咳と共に流れ出す黒い週末のイントロ。
先日のももいろクリスマスで久々に聴けてからこんなに早くまた聴けるとは…。
ももクリの際はタイミングを逸してしまい書けませんでしたが、このご時世でクラップの重要性が増してるからなのか、ラストのクラップが何年か前に聴いた時以上に音が大きく聞こえとても心地良いんですよね。
会場の一体感も強く感じ、ドルオタやっぱり楽しいなぁ…と思える瞬間でした。
MCを挟みLINK LINKで春を感じさせにくるももクロさん。
やっぱりこの曲は悪魔的な可愛さですよね、振り付けもみんなの声も。
特にイントロ・アウトロ・間奏などで見せてくれる最高にあざといあの振付が一番のお気に入りなのですが、2番からずっと夏菜子ちゃんがピンクの花道にいてくれたので、推しのあのあざと振付を表情まで見える距離でバッチリ拝むことが出来ました。
これは本当に「僥倖っ…!」となりましたね。
続いては新曲のBUTTOBI!
Aメロの「家族総出でガヤガヤ」で汽車の動きと共にトトンットトンッとステップを踏み離れていく百田夏菜子さんの姿が何故か面白く感じ楽しかったです。
個人的にガヤガヤステップと名付け今後注目していくことにしましょう。
本編ラストはクローバーとダイヤモンド。10周年にふさわしい曲。
割とラスサビまではトロッコに乗りがちな気がするこの曲も今回はセンターステージでしっかり4人の振付ありで披露してくれました。
2人で四葉のクローバーを作るところとか大好きなので今後もよろしくお願いします。
目線とペンラで最大限の「ありがとう!」を伝え、本編はここで終了。
通常この後は暗転し、しばらく手拍子(アンコール)ですが、この日はすぐさま新曲HANDのMVを公開。
曲自体にクラップの音が入っているので、アンコールのクラップをしながら新曲も聴けるという少しお得な気持ちに。
また、曲もですがMVもかなり好きなテイストでした。
The Diamond Fourみたいな歩きながら踊ったり歌ったりしてるMV好きなのでドンピシャでしたね。(最後は飛んじゃってましたが)
HAND後もクラップを続けると、モニターに『10年後からのメッセージ』の文字が浮かび上がりショートドラマがスタート。
楽屋でアンコール後の出番を待つももクロの下に2032年2月14日を生きるオタクから「も」「後」「いっしょ」「10年」と書かれたメッセージカードが届くというもの。
組み合わせると「10年後もいっしょ」。
ベタと言えばベタですがこういうのに1番弱いのがドルオタという生き物。
そして流れ出すGReeeeNの愛唄のイントロ。
うーん流石にズルい。
意図してなのか分かりませんが、クローバーとダイヤモンドの「ありがとう」の後に、このももクロさんからの返答はもうズル過ぎませんか?
歌詞聴いてて途中からは「もうももクロの為の曲じゃんっ」と涙腺が危ういところまで来ていました。
そしてアンコールラストに青春賦。
ももクロの積み重ねたユニゾンが光る一曲で大好きです。
何億光年の孤独を歌い上げるれにちゃんが素晴らしかったですね。
まさかこんなエモい気持ちでペンラを左右に振って終わるバレイベとは予想してませんでした。
〇おわりに
愛唄後のMCや最後の挨拶でもこれからも長く続けていきたいと夢を語ってくれるももクロさん。
アイドルとしてここまで長く続けてくれて、更には今後の希望も見せ続けてくれるももクロさんがやっぱり大好きで温かいなぁとしみじみ感じる良いバレイベでした。
ただ、未来からメッセージを送りつけてきたオタクからするとまだ10年。
2032年もバレイベが開催される伏線を張られたからにはそう易々とオタクを引退する訳にはいきません。
10年後の2月14日はももくらのメンバーカードを携えて横アリで「ありがとう!」と叫べるようこれからは頑張ってメールを送ろうと思います。
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