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自炊録

外食したりスーパーの出来合いのお惣菜ももちろんおいしいけれど、
それでは満たされない安心感が自炊にはある。

今日つくった野菜スープがとてもおいしかった。
具材は、野菜(タマネギ、にんじん、白菜、大根、ピーマン、えのき)
アクセントに薄切りベーコン。

味付けは塩、ローリエ、オリーブオイルだった。

こしょうやコンソメをいれていなくても
野菜本来のうまみがスープに溶け込んでいて優しい味わいだった。

そして、にんじんマリネ。
千切りしたにんじんをレンジで柔らかくし、
酢、塩、オリーブオイル、こしょう、砂糖で味付けたのだが、
ドレッシングがにんじんの甘みを邪魔していなかった。

さらにスープを煮込んでいる間に
解凍した小松菜と年越しそばのトッピングに使って余っていた大根おろしをのせ、醤油をたらした簡単な副菜も用意したのだが、こちらも小松菜のシャキシャキ感と大根おろしのさっぱり感が合わさってすごくおいしかった。

メインはハッシュドビーフ。ビーフはないので冷凍していた豚こまとタマネギを炒めて、
ソース、ケッチャプ、バター、醤油で味付け、
小麦粉と水でとろみを調整した。
バターのコクがきいていてご飯が進んだ。

どれも、冷蔵庫整理のためにつくったあり合わせの食材だった。
しかし、どれも素材のうまさをきちんと感じ、それでいてお互いが喧嘩していない。

優しくて、素朴でほっと一息つける安心感があった。

まさに
シンプルイズベスト

今日のご飯はこれを存分に感じるものだった。

そして、シンプルなものは応用が利く。

例えば、野菜スープにトマト缶を入れて、
塩こしょう、オリーブオイルで味を調えればトマトソースができあがる。
これをミートボールの上に欠けてもいいし、固めにゆでたパスタをいれて、麺にソースが染み込むように少し煮込んでもいい。

にんじんマリネは、そのまま食べるのもいいが、千切りキャベツやオニオンスライスをたしたり、マヨネーズで和えても楽しめる。

元々が複雑な味ではないので、何をあわせても調和して上手くなじんでくれる。

(書いていたら、食べたくなってきた。明日つくろうかな)

たまに料理をするのがめんどくさいと思ってしまうときもある。
カップ焼きそばやインスタント麺、ハンバーガーなどジャンクなうまさに甘えたいときももちろんある。
しかし、素材のおいしさを楽しみながら、また別の料理で同じ食材を楽しむ。
これは自炊の醍醐味だと思うから、やっぱり私の足はキッチンの方に向いてしまうのだ。


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