見出し画像

私が離婚を決意した出来事

離婚するのは大変なことだ。よく結婚よりも何十倍も大変だと言うが本当にその通りだった。

離婚の理由というのは多分、一つではないはずだ。いろんな理由があってそれらが積み重なっていく。そして最後にひとつ決定打があるのだと思う。


私はそうだった。離婚したい理由はたくさんあった。


束縛、お金の使い方、育児をしない、ギャンブル、暴言、価値観の違い・・・本当にたくさんだった。

味覚障害になったりうつ病になったりと大変だった。それでも頑張って結婚生活を続けていた。


でもある日、決定的な出来事があった。


離婚を決めた決定打だ。


夫の世話に子育てに毎日苦痛に満ちて生活をしていた。そんな中、夫とテレビを見ている時に少しだけ笑った。久しぶりの感情だった。笑えた自分が嬉しかった。するとその様子を見ていた夫が一言

「笑わないでくれる?」

と、言った。

「えっ、なに?」

と聞き返すと

「楽しそうにしないでくれる?」

と言ったのだ。


なにを言われているのか分からなかった。

「どういうこと?」

「図々しいと思わないの?家にずっと居て、俺の金で生活して、よく笑えるね。図々しい」


子供が3ヶ月の時だった。


私、笑ったらいけないんだ。と落ち込んだ。


それと同時に恐怖が押し寄せてきた。このままこの人と一緒にいたら多分、私は一生笑えない・・・と。

離れなくてはと思った瞬間だった。それから離婚を切り出すまでに2ヶ月。離婚の了承をもらうまでに2年。離婚出来たのはそれから半年かかった。


結婚生活に良い思い出は無いし、離婚は本当に大変だった。


一度は本気で愛した相手とこれでもかと言う程に戦った。


間違いなくふたりはファイターだった。


ガッツのあるファイターだった。


そんなこんなでその後、離婚の決定打になった言葉通り私はうまく笑うことができなくなった。

うまく笑えなくなった私の出来事もまた書いていけたらと思っている。


読んでくださりありがとうございます。


最後に・・・

ひとつだけ彼と結婚して良かったと思えることがある。それは子供を授かれたということ。今の子供は彼との間でしか授かれなかった。そう思うとあの苦しかった結婚生活もちゃんと意味があったのだと思うことが出来る。それだけは良かったと心から思っている。











この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?