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【超初心者さん向け】人事担当として1年半Twitter運用してみた。

前回、noteで【超初心者さん向け】Twitterとの付き合い方を公開したのが
早いもので1年半前。

今回は人事・採用担当としてTwitter運用してみた所感を書き出してみました。

また、この記事はあくまで個人の感想で、
人事・採用担当がTwitter運用する為のノウハウなどは
一切詰め込まれていません。
ご了承ください。

更に、私の場合はコーポレートアカウントではなく、
個人アカウントとして運用していたので、この辺りもご注意ください。

こんな方に読んで欲しいです。
・人事・採用・広報担当に着任して3ヶ月未満。
・採用コンテンツを充実させるためTwitter運用をはじめようとしている。
・正直、SNSを通して社内に関する何を発信すれば良いか分からない。

当の私も上記のような状態で弊社アドケイト代表指示の下、
Twitter運用を始めたクチです。

「どうやらTwitter採用、キテるらしい」

この情報だけを頼りに、右も左も分からない状態で
アドケイト人事・採用・広報担当としてアカウントを作成し運用する事となるのです。

そもそも採用手法にTwitterは必要?


結論として、弊社は採用手法にTwitter(SNS活用)を導入して正解でした。
勿論今後も継続していく予定です。
※現在は私個人アカウントと公式採用アカウントを同時運用予定。

▼ 個人アカウント

ラーメンマンアイコンですみません。

▼アドケイト公式採用アカウント

ほそぼそと運用中です。


企業規模にもよりますが、弊社のような小さなベンチャー企業では、
どんなメディア・ツールも会社を知ってもらえる為の大事なコンテンツと認識しています。

会社を知ってもらえなければ勿論、求職者との出会いはありません。
その為、Twitterに限らず必要だと感じた媒体については
サービス担当から詳細な案内をいただき、
また実際に利用しているユーザーの声も吸い上げ、
弊社に合っていそうなものは積極的に導入し運用しています。

「まずは知ってもらう。」

その為には「自由に会話することを目的」としているTwitterは
人事・採用・広報初心者にとってハードルの低い発信ツールといえます。
Instagramのように画像素材を準備しなくても良いところもポイントですよね。

「なんかおもろいことつぶやいてる人がおる、どの会社の人やろ?」
と、ツイート → プロフィール → コーポレートサイト の順に遷移。理想の動線ですね。
実際にTwitter開始5ヶ月経った頃、この動線での応募がありました。泣いて喜びました。マジで。

発信内容によっては求職者に留まらず、
将来顧客となりえるユーザーからのアプローチも見込めるので
Twitterはおもしろいなと感じています。
(ただここを目的としていないからこそ繋がれたと感じているのでご参考まで。)

一時期は出社するとTwitterでまゆさんを知ったという方から
問い合わせがあった、と声をかけられるほど。

とは言え、気をつけていただきたいのが、
社名を出して運用する場合、どこまで発信しても良いのか。
会社側と事前にすり合わせをして運用しないと、とんでもないことが起きます。

大事な事なのでもう一度言います。
とんでもないことが起きます。
(もみ消されたりしていないようであれば弊社はまだ起きていません、多分。)

弊社の場合、アカウントそのものが個人資産となるよう、
常識の範囲内で会社について発信することを忘れなければOKというゆるゆルールです。
時々、代表に対するクレームも発信しますが、愛故なので
許容していただいている、もしくはそもそも見られていないです。寧ろ気にして見て。

なので、決して私のアカウントをそのまま参考に運用してしまわないようにお気をつけください。

また、自分と同じ人事・採用・広報担当の方との繋がりが生まれます。
情報交換を行う事は勿論、
「そんな手法があるんか!目からうろこ!」
「わー、、どこも苦労してるんだなー、、よっしゃ、頑張ろ!」
と、単純にやる気向上に繋がります。
初心者人事にとって大きな壁を乗り越える時に支えになる部分でもあり、
これからも大事にしていきたい繋がりです。皆さん、ありがとうございます。感謝。


実際にTwitter採用は可能?


では、Twitterから直接応募に繋がり実際に採用までこぎつけられるかという点。
こちらも運用次第では可能と認識しています。

弊社の場合は
・新卒採用を行っているか?
・インターンシップ制度はあるか?
など学生からの問い合わせが多くあります。

残念ながら、現時点では新卒採用を行っていない為、
直接採用には繋がりませんでしたが、新卒採用の可能性を見いだせた点では
将来的にかなりプラスとなっています。

今後新卒採用を行う場合は、
公式採用アカウントにて説明会などのイベント告知や、
インターンシップに関する告知などを発信予定です。
それを個人アカウントでリツイート。

では、メインとしている中途採用での実績は?となると
弊社では実績をお見せ出来るほどTwitterからの直接応募数を確保出来ていません。悲しみ。

ですが、応募を検討している求職者は社名検索をし、
ヒットしたTwitterなどから得られた内容・情報がプラスに働き
応募への後押しになっているようです。

実際に弊社へご応募くださった求職者へのアンケートでは、
何かしらの求人媒体からアドケイトの求人票を確認し、
そこからTwitterを含めたSNSなどを通して情報収集をし応募した、
と答えた方が8割を超えています。

求職者はTwitterを通して、求人票にはない情報を入手しています。

・社内にどんなマインドを持った社員が在籍しているのか。
・社内の環境は整っているのか。
・社内の制度は適正に活用されているのか。
など

自己開示しやすい、また好まれるTwitterでは、
仕事に対するモチベーションや会社に対するロイヤルティ、
はたまた、仕事やメンバーに対する不平・不満など
「感情の部分」を発信してしまいやすいです。

ここから、「自分の将来を左右するかもしれない会社の求人票は
夢と希望に満ち溢れているけれど、とは言え実際内情ってどうだろう?」
を推し量る為、過去ツイートを洗いざらい読み漁っています。

実際にTwitterからの応募数を確保は出来てはいないものの、
社風やメンバーに「共感」した親和性の高い求職者と出会えることや、
ツイートそのものが面談・面接でも会話を楽しむ材料としても活かされている事から
やはりTwitter採用は可能!と感じています。


Twitterの活用方法及び正しい運用方法


採用手法としてTwitterを正しく活用・運用する方法ですが、
結論、好きにしたらええ。だと思っています。

長く続ければ続けるほど、個性や社風など色が出ますし、
個性や社風を知ってもらう事が目的なのでどんな方法でも正解ではないでしょうか。
超持論ですがこれに尽きます。

ただ、これでは「ここまで読んだのに、なんもないんかい!」
と残念に思われる方もいらっしゃると思いますので、
私なりの運用方法を残しておきます。
正しいかはさておきですので、内容の是非は皆さんに委ねます。


■はじめに決めたゆるゆルール及び運用方法
・社名を出す(認知拡大目的)
Twitterアカウント名は長すぎると途切れてしまうので、
社名+呼称の基本ルールを守り、肩書は自由に変えてもOKとする。
また、「あれ誰やったっけ?」思い返した時に
検索しやすいようアカウント名とユーザー名は合致させておく。

🍙以降は都度変わります。

・目的は忘れない(求職者向け発信・採用情報収集)
いいね数やフォロワー数に囚われて、エンゲージが高くなるからと
目的から大きく逸れたツイートを発信してしまわないようにする。
が、すみません、フォロワー数が増えればうれしいですし、
美味しそうな物を見ると飯テロをせずにはいられません。
また、ある程度知っていただかない事には届けたい方へも届かない為、
ある程度のフォロワー数になるよう目標設定もしていました。
アルゴリズムとはお友達になるしかないです。

・適度に自己開示を行う。
共感を生む為にはある程度の自己開示を行う必要があります。
なるべくポジティブに、キャラクターが伝わるように、
でも作られすぎた明るさはかえって不自然なので、
自分らしく、Twitterを楽しむことを忘れずに。
また、業務の一環ではありますがアカウントは個人資産となりますので、
何かしら形に残るよう意識しながら発信を心掛けています。

・形骸化しない(平日はなるべく毎日発信)
継続は力なり。1ヵ月、3ヶ月では検証材料にならないので、
1年は発信し続けると念の為指標を設定しておく。現在、1年半を経過。
ここで気を付けていただきたいのは、
長期でもじわじわと効果ある、、かな?と感じる程度です。
短期成果を求められる場合、SNS活用は向いていらっしゃらないかと。

・社内であった嬉しい事や社内制度を活用した実績を発信。
ただの盗撮動画も制度紹介に繋がるのがTwitterのおもしろいところ。


■理想的だと思われる運用方法
・社内メンバー全員でアカウント作成しコミュニケーションをとる。
社内環境や人間関係などを社外へ発信することを目的としていますが、
社内メンバー間でもどのようなモチベーション・マインドでいるか、
プチサーベイ的な効果も得られればと期待していましたが、何せ継続が難しいです。
いずれ人事チームを編成した暁にはTwitterプロジェクトを再開したいと思います。

・転職意欲が顕在化しているユーザーへの直接アプローチ。
ダイレクトリクルーティングちゅうやつです。
就職活動している学生はむちゃくちゃ多いので、新卒採用向けかもしれません。
第二新卒など転職活動をしている方を探すのはひと苦労です。
Instagramほどハッシュタグをつける習慣がないので見つけるの難しいです。
あと情報収集タイプのユーザーはほぼツイートしてない傾向で人物像見えません。
ただアルゴリズムとお友達になって、
ターゲットとするユーザーがタイムラインに出てくるようになれば怖いものなしです。

・転職意欲潜在層であろう同業種ユーザーをフォローし繋がる。
採用事例はないですが、同業種の方と繋がり幾度と座談会やオフ会を実施し、
横の繋がりを持てた事でリファラル採用が可能となりました。ありがたや。
現在は業務委託のような形で外部の方とお仕事をしています。
ここの強化をしたいと思いつつも時間が足りなくて出来たり出来なかったりです。悔しい。

・露出面を増やす。
Twitter内での露出増加(多く呟く、インプレッションを上げる)も重要ですが、
その他媒体での露出も重要です。
求職者の100%がTwitterを利用しているとは限りませんので、
他SNSやメディアとの掛け合わせを実施し、それぞれのユーザーへ向けて
最大限の露出をする必要があります。
とはいえやみくもに手をつけると運用できず、箱だけのゴーストタウン状態になるので要注意。

▼現在弊社で運用している媒体・SNS
求人媒体
indeed
engage
GREEN
U29JOB
AMBI
doda

SNS
Twitter
Instagram
Wantedly

最後に…


Twitter採用に関して書き出してまいりましたが、
結局のところ採用やビジネスを目的としたツールではなく、
コミュニケーションを目的としたツールなので、
運用担当のアクションひとつひとつが重要になります。

冒頭でお伝えした通り、会社を知ってもらえる為の大事なコンテンツとして認識し運用することから
始めていけば結果Twitter採用も可能だと思います。

企業はTwitterしてたら良い人と巡り会えて採用出来ちゃったラッキー!
求職者もTwitterしてたら良い会社に巡り会えて入社出来ちゃったラッキー!
くらいがちょうどいいかなと思います。

偉そうに語れるほどの実績があるわけではありませんが、
このnoteが何かの参考になれば幸いです。
私個人の所感にもかかわらず
最後までお読みいただきありがとうございました。
またTwitterでお会いしましょう。

※このnoteは個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません。


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