見出し画像

最後は引き算が物を言う

イベントやプロジェクトを運営するときって、「あれもやりたいこれもやりたい」、「前回の改善でこれを付け足してあれを付け足して」、「できるかわからないけどできたら理想的だから…」みたいな感じで、どんどん盛り付けをしてまうものですよね。

気づけばどんどん過剰になってしまい、本来の目的を見失ってしまうことにもなりかねません。良かれと思って改善を繰り返しているときに元からあったものを取り除くことを忘れてしまってなぜか重複してしまっていたり、追加したらイベントの重心がずれるはずなのに、ずれた分のバランスを取るのを忘れてしまうことがよくありますよね。

そうやって加えて足してって難しかったら、何をすれば良いかと言うと、「引き算」するのが一番です!

最初から考えてやろうとしていたことが、なんだかやりきれずにいるのであれば思い切ってやめてみる。やることは決まっているけど、なんかしっくりこないことがあれば思い切ってやめてみる。過剰になっているところがあるなら取り外してシンプルにしてみる。

やめたりあきらめたりという「引き算」ってネガティブなイメージもあるけど、全体最適(例えば全体的なイベントの成功、参加者に対して最大のメリットを出せるかどうか)を考えたら、結構取り外せるものってあると思っています。

その引き算を邪魔するのが、変なプライドや固執やこだわりだったりするので、その感情に負けて無理やりやろうとすると、とてもエゴが働いてしまって結果的に全体最適にならないことの方が思います。最後は誰のために何のためにやっているのかで、ちゃんと判断することが大切だと思います。

コロナ禍において、コモンビートも新規事業・活動をたくさん生み出しています。もちろん継続的にやっていけるように努力をしていますが、どうにも継続できないものだってこれから出てくると思います。社会は変化し続けているし、今はさらに不安定で予測不能です。「せっかくつくったんだから」という気持ちに囚われてしまうと危ないですね。せっかくつくったとしても、ビジョン実現に向けて社会に成果や変化を起こせないのであれば、思い切って引き算する判断が必要になってきます。

何かを加えたら、何かを引いてバランスを取る。当たり前な方式な気もしますが、なかなかできないのが本当のところ(笑)。

コモンビートの活動をまた「今」に合わせて、再認識・再確認して、社会に対して受益者に対して一番力になる道筋を見つけ出したい。


よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは豊かな人生をおくるための「勉強代」として使わせていただきますー!