NPOのドラえもんになる

大学卒業して、コモンビートで働くようになり、NPOという組織体で16年間生きてきた。「生きてきた」とか言うと大袈裟だ(笑)。当時はそこまで多くなかったNPOに就職するというキャリアパスも、今では珍しくなくなった。ということは、自分では気づいていないが、当時珍しかったのだから、今の自分はニッチで珍しい存在なはすだ。

NPOも組織のこともなんもわからなかったが、体当たりで学んで、実践して今のコモンビートが出来上がったし、今の自分も出来上がった。事務局長を10年、理事長を6年と今では「けいえい」ってやつまでやらなくちゃいけない。漢字だと重々しくて未だ持ちきれない。

こうやって生きてきたニッチな存在である自分が、他のNPOの組織運営に活かせるなら、社会のために活動する団体のためになるなら、そんな自己有用感高まることはない(笑)。

ということで、ひとつのNPOにひとつのドラえもん、つまりアダちりょうがいたら役立てるはずだと勝手にイメージした。困ったときには四次元ポケットからいろんな道具、つまりはアイディアや解決策を出し、助けていく。でも、その道具がのび太くん、つまり団体のためにならないのなら出さないで、他の方法で成長を即したりする心も持ち合わせる。

本当の自分はドラえもんみたいに万能じゃないけど、でもみんながドラえもんに抱くイメージと同じように、自分も頼られたり頼ったりしていきたい。だから「NPOのドラえもんになりたい」と表明してみている。

自分と必要としてくれるところがあれば、まずはお話し伺いたい。多様な組織に関われることも、自分の人生を豊かにすることなので、ウェルカムである。その多様さは必ずコモンビートにも還元されるはずだから。いろいろごちゃ混ぜの方がやはり面白いのである。であれば、なんでも取り込める四次元ポケットやっぱ必要だな。