オフラインの温かみをオンラインに掛け算する
オンラインは便利だし、たくさん利点がある。
でも、できないことがある。
一緒にご飯を食べること、お酒を飲むことなど、物を共有することオンラインでは難しい。オンライン飲み会は結局自分でお酒を注いで飲んで、自分でつまみを用意して自分で食べるだけだ。便利だけど切ない部分だ(笑)。
じゃあやっぱオフラインがいいじゃん。という意見も出るとは思うが、それは今の新型コロナウイルスの感染拡大状況からすると、身体的にも精神的にも安全を保ちきれない部分があるので、まだ早い。
なので、オンラインを基本しながら、オフラインでしかできないことを上手に併用して企画をつくったり、人と人をつないでいくのが面白いと思っている。
コモンビートでは「バディ」という文化がある。誰かと誰かをペアにして、その人たち同士で見守りあったり、一緒に何かしたりする。お互いを見合う場合もあれば、リレー形式に誰かが誰かを見る、見られている場合もある。
これを上手に使って、全国の仲間たちをリレー形式につないで、贈り物をする企画をスタッフがやってみた。これがとても良かった。一定の条件を設けて、その中で全国のコモンビートの仲間たちの誰かから何かが届くのだ。そして、自分もリレー相手に対して何を贈るか考えて送るわけだ。
ぱっと見、手間だなぁとか面倒臭そうと思うかもしれないが、新型コロナウイルス感染拡大前はオフラインでそういう、今思うと面倒くさいことをたくさんやっていたのだと思う。今オンラインが主流になって、それを面倒くさいコストだと思ってしまっているならば、そうとうオンラインの波に飲まれてしまっていると思う(笑)。手間をかけた手触りのある物、気持ちのこもった物をもらうのは嬉しい。そこにはオンラインでは得られない温かみがあるからだ。直接会うことは難しいけど、郵送や宅急便を駆使して、上手にオフラインとオンラインをハイブリッドできると良いと思う。
そういう企画を生み出せるコモンビートのスタッフたちに感服しているし、自分もインスパイアされて、いろいろなアイディアを思いついている。
制限の中から、いかに発想・工夫して、新しい形を見出せるか。
大切な心構えだ。
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