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個人や社会の「お困りごと」から発想する、その先に

誰かが困ってること、社会が困ってることを、自分たちなりの手法で解決することができるか。

コモンビートだったら、表現活動を手段としているので、あらゆる「お困りごと」を表現活動で解決する思考を持つと良いと思っている。

「在宅勤務が続いて、体が凝り固まってるんですよね」

これを表現活動で解決する方法を考える。単純にエクササイズの機会をオンラインで提供するってのもひとつだけど、「表現活動」っていうよりかは「運動」に近いので、微妙にずれる。

「在宅で人とも会ってなくて、ストレス溜まってるので歌でもうたいたいけど、独りだとねぇ」

オンラインでみんなで歌をうたってみる機会を提供する。これは「表現活動」な気がする。

自分を認めることができず、周りのことも認められない。本当はもっと自信持って好きなように生きていきたい。

多様な生き方と出会い、いろんな考えがあることを知り、その中で「自分」を見つける機会を提供する。これは「ミュージカルプログラム」が解決策になるのではないか。

個人的なお困りごと(悩み)もあれば、社会的なお困りごと(課題)もある。

いじめ、引きこもり、家庭内暴力、自殺、孤立、差別、ハラスメント、少子化、高齢化、過疎化、貧困、教育、経済、働き方、福祉、医療、地球温暖化、エネルギーetc.

これらを「表現活動」で解決しようと考えると、ぱっと見では、全然繋がらない感じもするし、遠いものもあるかもしれない。だけどそれを繋げて考える思考を持つことによって、斬新な解決方法になる場合もあると思う。

長年、活動をしていると、手段が目的化してしまい、なんのためにやってるのか忘れてしまうことがある。そんな時には、「何を解決したかったんだっけ?」っていう根本から問い直さなくてはいけない。そして、今みたいに活動の根本を揺るがすような社会情勢にぶち当たった時にも、この情勢の中でのお困りごとにどう自分たちが解決策を持ち得るのかを考えていかなければならない。

NPOは課題解決型とか価値創出型に分けられるとも言われているけど、根本は「誰かのために」「社会のために」存在しているはずだから、それぞれの団体が、それぞれらしい方法で、いろんなお困りごとを解決していなくてはダメだ。

いろいろ在り方が問われる今だからこそ、もう一度自分たちの活動ができることを問い直してみる良い機会だ。


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