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コモンビートの場づくりメソッド

まだ形には成り切っていないが、そんなメソッドを伝えていきたいと思っている。17年間の活動の中で、市民を「ミュージカル」という未体験ゾーンに誘い、100日間という短期間で、大舞台にあげて思う存分自己表現をする人を育てているわけだから、それなりのメソッドがあると思っている。

ミュージカルプログラムのコアスタッフは特にそういった形になっていないメソッドを体感的に学び取り、その後、自分の職場に活かしたり、対話の場を上手に生み出しているように思う。
今まではちゃんと方法論として教えているわけではなく、「ミュージカル」という空間や作品のもつメッセージによって、自然と掴み取ってもらうようなものだったので、これをちゃんとまとめて、伝えられるようにできたら素敵ではないか。

コモンビートの場づくりは、オープンでフラットであることをとても大切にしていると思う。そして、多様さを否定したり排除したりせず、それぞれのあり方をそのままお互いに活かし合う雰囲気がある。やはり「表現」を扱う以上、そういった環境をちゃんとセッティングして、心理的安全性を保っていかないと、良い表現につながらないということを感覚的に知っているからだ。

社会は意外と縦割りで、オープンでフラットではないことが多い。クローズドで階級的(年功序列や学歴なども含め)なところからコミュニケーションがうまくいかないことがある。組織上は必要なヒエラルキーもあるとは思うが、そうではない環境も同時に生み出せると良いと思う。二刀流であり、使い分けでありバランスが必要だ。

ただ、なかなかオープン・フラットな環境設定ができる人は少ないと思う。頑張っても社会構造的に邪魔をされてしまったり、それを良しと思わない人につぶされたりもするかもしれない。でも、そのオープン・フラットで違いを活かし合う場づくりができる人が世の中に増えれば、場の目的に応じた場づくりの手段が増えるわけなので、絶対に効果的だと思う。現代の分断化が進む社会に対しての打ち手にもなりうるメソッドだと思う。

そういう場づくりを、感覚的にやってきたコモンビートがちゃんと体系立ててメソッド化することは、とても良いことだと思う。型にはめたら、なかなか伝わらないよ、という意見もあるかと思うが、「ミュージカルで体感的に学べ!」というのもなかなか難しいところもあると思う(笑)。

つまりは、型をつくりインプットを行い、それを現場でどんどんアウトプット(実践)してもらう機会を提供するのが良いと思う。

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