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匂いは、哲学対話に影響したのか

結論は、「影響しました。」(私的な見解です)
文化の日にコルクラボ文化祭で哲学とのコラボイベントに香水ジャンルの人間として闖入しました。

タブーというテーマだったので闖入させた香りもTABU。

この香水は、今のトレンドからすると圧倒的に重くて癖があって作為的。
”さりげない、自然な花の香り~”に馴染んだ人には「過去、強烈、独特」とシャットダウンされかねない、という危惧もありました。
結果としては、上手く受け容れていただけたと、感じています。さすが名香。さすがジャン・カール先生。
(粒香水のおすそ分けをお持ち帰りになったので大丈夫かな?と。)

私は常に、(特に音声配信で扱うようなアンティークの)香水は芸術と言っています。芸術として完成していると。
今回目の当たりにした光景は、哲学対話があって、こそ、TABUという香水が完成した時空でした。

タブー、それは抗いがたい魅惑。
禁欲や規律違反や反道徳、タブーへのアウトプットが香水の闖入を機に、オセロの白黒が逆転するように塗り替わった瞬間。
瞬間はオセロでしたが、常態的には、陰陽の太極図のようなものと思います。

陰陽太極図のようなタブーへの多様でシンプルなパラダイム

異ジャンルと関わらせていただくことで、長く連れ添ってきた香水という存在の、新しい側面を見つけ出すことができました。
香水はそのものが美しいアートとして完成していつつ、特別な何かと共になることで、違う完成形を一人一人の中につくる。

香り、対話、禁断、その思い、呼吸。

ご参加くださった方々、メインファシリテーターのさんぼん様、ありがとうございました。

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