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赤羽末吉

絵本の感想文

今日は赤羽末吉の『おへそがえる・ごん』の紹介。赤羽末吉の一発目でこの本を取り上げるのはどう?とも思うが私はこの絵本が好きである。

『かさじそぞう』や『つるにょうぼう』や『かちかちやま』や絵について語るなら他の本を取り上げるが、好き度でいったらだんとつ『おへそがえる・ごん』!!

感想文5『おへそがえる・ごん』

シリーズ物で三部作になっている。とにかく主人公のごんが愛らしい。テンポがよく絵本を読んでいるというより、漫才をみているような感覚になる。

文章は少ないのだが、漫才でいう‘‘ふり‘‘が効いていていちいちそこに爆笑してしまう。

ごんはおへそを押すことで攻撃がでるのだが、そこの絵大好き!!なんともコスパの悪い攻撃なのである。その感じが絵に本当によく表れている。アナログ感!!

ここからは絵と照らし合わせて見て欲しいのだが、一見振りかざしている耳かき(へそかき)は武器のように見える。しかし、あくまでおへそお掃除用である。

さらに口を開けただけでは攻撃は出ないためおへそを押す必要がある。この二度手間、三度手間具合がこの絵からとても伝わってくる。

敵を倒すということ

敵を倒すという行為は、相手よりも強い力でねじ伏せるというイメージが強い。(鬼滅の刃や呪術廻戦は相手が倒れるまで攻撃する)しかし赤羽末吉の描く敵を倒すは、ちょっとこらしめるという程度である。それってやっぱ絵本としての魅力なんだろうな~

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