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スイス[44] 欧州の右側通行

202306081050 スイス[44]欧州の右側通行

 久しぶりにスイスネタです。

 かなり前のことなのですが,私は事前に全く練習してないのにいきなりスイスとフランスで左ハンドル車のレンタカーを現地で借りて右側通行のドライブに挑戦したことがあります。
 結果的には違反も事故もなかったのですが今思えば(予習もせずにレンタカーを借りて左ハンドルをよく運転したなぁ…)と自分でも信じられないような気がしています。

 これを読んでいる人の中には長く欧州にいて運転マナーや交通規制は大丈夫,という方も多いでしょう。しかし自分でも信じられないのですが10年ぶりにスイスに観光で旅行に行き(8日間の滞在)その場でレンタカーを借りてすぐに運転すると言うのは私の場合には相当に無謀だった気がします。

 ちなみに日本の運転免許証で取った国外運転免許証(国際運転免許証)は,実はスイスでは通用しません。というか国際条約の関係でそうなっています。ただし,日本の免許証そのものはスイスでも有効というなんだかキツネにつままれたような理由でスイスで私は運転することが出来ました。ドイツも同様のようです。一方でフランスでは日本の国外運転免許証が通用するとのことです。このことは運転免許に関するウィーン条約とジュネーブ条約の違いによるらしいのですが詳しくは警視庁や各国の大使館のホームページを見てください。
*国外運転免許証が有効の国でも日本の運転免許証を同時に携帯するようにして下さい。

[初めて右側通行の運転して怖いと思ったこと]
1。十字路(交差点)で左折したら日本の左側通行のクセで左折先で反対車線に入ってしまうことが何度かあった。すぐに気がつき右側を走りましたが。
2。ラウンドアバウト(正確にはなんと言うのかわかりませんが日本で言うロータリー)でぐるぐる左回りをして別の道路に分かれる際に,どの車が優先走行かを理解しないと怖い。
3。ジュネーブ近郊を走った時に『Radar』という看板がやたらと出ていて自動交通取り締まりが多かったこと。日本人観光客である運転者が日本に帰国しても日本の住所宛に違反の罰金を請求するらしいです(経験者談,私ではない)。
4。都市部で駐車禁止の場所が分かりづらくて(用事で出かけた際に)どこに車を停めていいのか迷った。
5。実はこれが一番焦って混乱したことですが,CFFジュネーブ駅のレンタカー屋さんで車を借りたのですが駅前周辺は一方通行が多く,また車を返す際に地下駐車場に入る車線を予習していなくてさっぱり地下に入る方法がわからず駅前をぐるぐる何周もしたこと。無事地下駐車場に入ってレンタカーを返すにの2時間近くかかった。

 ほんと,事故を起こさなくて良かった。単に幸運だっただけでしょう。
 ただ,ジュネーブとその近郊,国境を越えたフランスの片田舎を秋に走るとそれはそれはとても気持ちがいいものです。いい思い出になりました。

 と言う訳で現地で運転しようと思う人はできるだけ日本で左ハンドル右側通行の練習をしてから現地で運転することをお勧めします。また現地の交通法規なども予習しましょう。しかしどこで(日本国内のどんな教習所で)右側通行の練習ができるんだろう???

(参考)いくつかのWebサイトを漁ってみました。

https://www.ch.emb-japan.go.jp/files/100027750.pdf

https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/untenhouhou.html

https://japan.diplo.de/ja-ja/service/-/1212270


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