【映画の感想】 DOGMAN
昨夜、観た映画は【DOGMAN】
amazon prime video で配信されていたものを、
なんの気なしに、予備知識ゼロで視聴開始したところ、
ガッツリ引き込まれてしまいました。
上記リンクの予告のコピーが
「規格外のダークヒーロー爆誕」なんて言ってますが、
ダークヒーローじゃないよな、と思うし
私としてはかなり違和感あります、このコピー。
ストーリーは、はっきり言って暗い。
暗いし、救いもない感じなんだけど、淡々としていて悲壮感はあまりない。
そして「神ってなんだろうな」とずっと疑問に思いつつ、観ていた。
虐待をする側が「神の名において」だの「お前は悪魔だ」などと言いながら、加虐してるんですよ。
私からしたら「あんたらの方が悪魔やんけ」なんだけど、
被虐者(ドッグマン)は彼らの言い分を受け入れてるっぽい。
彼も、彼に暴力を振るう者たちも、なんか信心深めなんですよ。
私は宗教のこと、キリスト教のことをよく知らない。
もしかしたら聖書に書かれている場面を象っているのかもしれない、矛盾に満ちてるというか、私としては腑に落ちない信心?信仰?が、物語のベースにあるように思う。
冒頭、聖書では犬は云々と言ってたし。
そういう点で、私はたぶん、この映画をしっかり理解できてはいないと思う。
でも、それでも非常に心に響くものが多い映画でした。
タイトルから分かる通り、この映画には犬がたくさん登場します。
ドッグマンは完璧に犬たちと意思疎通ができていて、
犬たちも、指示されなくともやるべきことがわかっている。
とんでもなく利口な犬たちなのです。
そして犬たちが皆、名演技を見せてくれます。
でも、犬好き・犬飼いさんは観ない方がいいかも、なシーンもあります。
可愛いほのぼの系の演技ばっかりじゃないので。
ラストの犬の表情が示唆的で
なんとも言えない余韻をもたらします。
いい映画でした。
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