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追悼・想いを込めて。

私の人生の恩師が天国にめされました。

九十三歳でしたが、
とてもお洒落で、背筋を伸ばして歩く姿は、
優雅で、凛々しくて、とてもダンディな方でした。

戦後の世に、広告会社を経営し、
世界を飛び回ってお仕事をされていて、
世界の色々なお話をしてくださり、
その度々で英語を悠長にお使いになって、
楽しませてくださるユニークな方でした。

難しいことを、優しく分かりやすく教えてくださいました。
難しいことも、簡単にしてしまう方でした。

未熟な私ですが、
間違ったことをしてしまっても、
否定せず、優しく諭してくださいました。

銀座が大好きで、
古きよき時代の華やかな銀座を良くご存じで、
老舗と言われるお店にも連れていってくださり、
古きよき日本の志を教えてくださいました。

私が銀座にお店を出した時は、
本当に喜んでくださいました。

そっと見守ってくださり、
さりげなく励ましてくださり、
ちゃんと誉めてくださいました。

私は、その方に誉めてもらいたくて、
頑張っていたと言っても過言ではありません。

私にとっては、
人生の師匠であり、
仙人のような存在でした。

その方の不在を感じ、涙が止まりません。
けれど、
いつまでも泣いていたら、
その方に笑われてしまう・・・。

その方に教わった、
日本人としての志を忘れることなく、
その方が愛した銀座でこれからも
頑張っていこうと思います。

いつかその方とお逢いしたときに
誉めていただけるように・・・。

その方は、暗く寂しいことは大嫌いなので、
明るく、優しく、品が良く、華やかなお花を
眺めていただこうと思い、
写真のお花を贈りました。

その方は、喜んでくださり、
きっと天国から
誉めていただけると思います。

大好きなあの方へ

感謝を込めて・・・。

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