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芝居を“芝居”だと思ってない?

意味不明なタイトルで。どうも、かずまです。

なにが言いたいかというと

芝居を芝居だと思ってやるから芝居くさくなるでしょって話でして。
 

「役として生きる」とかってよく聞くんですけど

俳優の皆さんどうですか?

演じている時、本当に生きてますか?
 

普通に生きていて、これから起こることを全て知っているってことはないですよね?

例えばカフェで友達と話していて、

相手が喋ることや、自分が喋ること、

店員がチキンサンドを持ってくるタイミング、

次にどんな音楽がかかるか、etc.

そんなことは知らないわけじゃないですか。
 

じゃあ普段どうやって生きているか考えてみてください。 

その時その瞬間に起こったことに対して行動しますよね。

ところが俳優がやることは、台本に書いているセリフを喋り、ト書に沿ったお芝居をすることです。基本的に。

これから先に起こることを全部知ってしまっている。
 
すると演技経験が少ない人はどうなるかというと

自分のセリフのことばかり考えて、

そのタイミングがきたら、練習してきた通りの言い方でセリフを喋る。

練習してきた通りに言えたら「できた!」

練習通りにできなかったら「うまくできなかった」

なんでやねん!

普段ボケっと生きてる時と同じことして!
 

目の前で起こったことに対して心が動いて、

そこに行動が伴うという回路をちゃんと使わないと、

それって全然リアルじゃないですよね?

だから〈お芝居やってる感〉しかないんです。
 

もちろん、映画、連続ドラマ、2時間ドラマ、演劇、ミュージカル等々、

それぞれ表現の仕方があって、

普段の我々の行動とは全く違う形で表現されたりもします。

でも共通している「リアル」とは何なのかというと
 

“役として心が動いているかどうか”
 

俳優の心が動いていなければ、お客さんの心も動きません。

お芝居はお芝居だと思わずにその瞬間を生きてください。

全力で生きてください。

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