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星座に想いを馳せる〜狩人オリオンと女神アルテミスの悲恋

いつもサラッとした投稿で、私の心を惹きつけるドイツ在住のnoterさんである
りのさん。
先日の投稿を見て、ビビビビっと私のアンテナが立ってしまいました。

りのさんオススメの「Stellarium」という、星座を教えてくれるアプリを私も早速GET。

もうね、やばいです。
妄想しまくり(笑)

えっ?何をですかって?

もちろん「ギリシャ神話」の神々のことです。

著書「天岩戸神話を歩く」を執筆するにあたり。
日本神話を語るなら、まずは世界からでしょ!というお導きから、世界の神話について、少しばかりお勉強をしました。
神話の代名詞といえば「ギリシャ神話」ということで、色々と調べ始めたら、ものの見事にドストライク!で、面白くて仕方なく、「日本より世界を書きたーい」とまでハマった記憶があります。

「神話」を語りだすと、多分100話くらいになっちゃうので(笑)
そこはグッと我慢をし、ちょうどアプリに現れた「狩人オリオン」にちなみ、「女神アルテミスとオリオンの悲しい恋の結末」についてお話ししますね。

スマホが指す方角には、こんな星空が広がっているなんて!
オリオンは獅子の毛皮をまとい、こん棒を振り上げ、勇ましい姿を見せてくれます

       ***

アルテミスは、最高神ゼウスとティタン神族レトの間に生まれた月の女神であり、また貞淑や狩猟の神でもあります。
太陽神アポロンとは双子で、共にオリュンポス十二神として、地上を見守ったとされます。

海神ポセイドンの息子・オリオンは美男子の巨人で、腕の立つ狩人。
狩りを通じていつしか二人は惹かれ合うようになります。

しかしその噂を聞いた兄アポロンは「処女神であるお前が、よもやそんな男の妻になるのではあるまいな…」と、猛反対。
恋は盲目とでも言うように、アルテミスは従おうとせず、アポロンはとうとう行動に移します。

浜辺で「弓比べをしよう」と、海の上でキラキラ光っている的に矢を命中させる誘いを言い出します。

「私が一発で仕留めますわ」
とアルテミスは宣言し「ヤッ!」と運命の矢を放ちます。

すると水面が赤く染まり、光のあった場所からはオリオンの死体が浮かび上がってきたのです。

前夜アポロンは、浜辺で寝ていたオリオンにサソリを仕掛け、オリオンは海の中に逃げました。
アルテミスが射た光は、海面から出たオリオンの頭に太陽が反射したものだったのです。

嘆き悲しんだアルテミスは、ゼウスに彼の復活を願いますが、それは叶わず。
せめてもの救いとして空へ上げ、夜空を見上げた時に彼を想うようにと、星になったといいます。

        ***

久しぶりにギリシャ神話を思い出しました。
自由奔放で人間らしい神々が、なんとも魅力的な世界観が大好きです。

りのさん
ありがとうございました!!



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