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15周年記念ロゴ制作の裏側

こんにちは。
en+プロジェクト 杉山です。

先日、社内の掲示板で「15周年記念コーポレート・ロゴ」についての発表がありました。

今日はこのロゴが出来るまでのお話をしたいと思います。

◎ スタートは1枚の紙から

昨年、2022年のある日、社長から1枚の紙を渡されました。

「おや?これは新たなデザイン依頼だな…」と予想しながら受取ると、そこにはアクティンググループ3社分のロゴの原案が。

2023年の設立記念日で15周年を迎えるから記念のコーポレートロゴを作りたい!とのこと。

これはものすごいプレッシャー!
コーポレートロゴ=会社を表すもの
これは大変だ!!!となったわけです。

で、すぐに取り掛かればいいものを、他にも作るものいっぱいあるしな~と思って一旦、寝かせることに。

そして、寝かせたまま年を越しました。

毎年この時期は2月に行われるACTING GIG(全社ミーティング)に向けた制作物でてんやわんや。

だから、ゆっくり・じっくり取り組みたいコーポレートロゴは後にしよう!と思ったとか、思わなかったとか…(ロゴ制作が得意ではないので一旦寝かせた説もあります。諸説あり…)

ちなみに、社長から受け取った紙はこちら

◎ 追い込まれる…

さて、そんな寝かせたまま年明けを迎えたロゴ制作。ただ、前述したように他にも制作物が山盛りある時期なので、納期などを考え、急ぎのものから進めていっていました。

そう、この段階ではまだ寝かせたままなのです。

実はロゴというのはとても難しいもの。簡単そうに見えるかもしれませんが、どんな意味をもっているのか。どんな意図があるのか。どんな思いがこめられているのか。そして、どんな場面で使うのか、どんな人が目にするのか…など、背景を理解し、そして深堀していく必要があります。

その深堀したものがギューッと詰まったものがロゴです。だからこそ線一本の長さ、細さ、角度、使う色、フォントなど様々な部分に意識しながら作っていく必要があります。

さて、それだけ難しいロゴ制作。

ただ、まぁ、今回は原案をいただいているし何とかなるだろう!とちょっと甘い考えを持っていたのも正直なところ。

しかし、そんな甘い考えは通用せず…。
結果、どんどん追い込まれる状況になりました(笑)

◎ 原案を忠実に再現していく

まずはじめに、原案をそのまま再現していきました。

その時に作ったイメージがこちら。

うーん…。
もっとよくできるのではないか?と悩み、次に作ったのがこちら。

頭文字の部分のベタ塗りをとってみましたが、きっとベタ塗りは社長の中で何かポイントになっている部分な気がする…と思い、もう一案。

ひとまず、この3案をもって社長へファーストアタック!

◎ ファーストアタックの結果はいかに

1発OK!!!!…とはいかず。

パッと見た感じ、まとまっているのは2つ目のデザイン。これで頭文字をベタ塗りにしたらどうなる?あと、「N」は右側の線を長くしてほしい!とのお声をいただき、再挑戦しました。

セカンドアタックはまたしても3案。

1案目はこちら。
ベタ塗り+Nの形を変更。

続いて2案目
ベタ塗り!と言っているのに再度ベタ無バージョンも作成してみました。ファーストアタックで持って行ったデザインを微調整したものですね。

そして3案目
またしてもベタ塗りなし(笑)
言うことを聴かない訳じゃないんですよ。色々な可能性を探りながら制作しているので、要望通りのものだけではなく、それ以外のものも「提案」としてもっていきます。

◎ 結果は…

セカンドアタックの結果は、こちらのベタ塗りバージョンが採用されることになりました!

長かった…。

すごくサクサク作ったかのように書きましたが、ファーストアタックまでに何日も時間がかかっています。

いただいた原案を再現するだけでも、思った通りにならない部分があり微調整を繰り返したり、しっくりくるバランスを見つけられずに悪戦苦闘したり…現実逃避したくなりました(笑)

完成した今だから言える事ですね。

◎ 常に「提案」は忘れない

デザインの仕事をする時は必ず何パターンかの案を持っていくようにしています。

1つ目は希望内容を忠実にカタチにしたもの。2つ目以降は希望内容をより活かせるように、こうしてみるのはどうですか?という「提案」というカタチでもっていきます。

デザインの仕事は、相手の頭の中、心の中にあるものをカタチとして見える化する仕事だと思っています。もちろん、忠実に再現すれば相手は納得するかもしれません。

でも、相手の期待を超える提案が出来たらいいと思いませんか?

だからこそ何パターンも持っていく。

言われたものをカタチにするだけではなく、こうすればより良くなると思いますがいかがですか?というご提案です。

ほんの少しバランスを変えている、フォントのサイズが変わっていると言ったパッと見ただけではわからないようなものを持っていくこともあります。

相手からするとどこが違うかわからないけど、何かが違う。理由はわからないけど、しっくりくる…なんていうこともあるんですよね。

◎ 制作は続くよ、どこまでも

毎年この時期には、新年度のテーマをビジュアル化したテーマロゴを制作しているのですが、こちらに関しては原案はなく文字要素からビジュアルをイメージしカタチにしていっています。

こちらに関してはGIG当日のお披露目…になると思います。お楽しみに…。

それでは本日はこの辺りで。
ご覧いただきありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。


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