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社会人4年目が有給駆使して47都道府県制覇【前半戦最終日】

 皆さんこんにちは。47都道府県制覇前半戦は、昨日で無事終わりました。自宅へ帰宅した後は、キャリーバッグの整理をして、服や手持ちカバンを洗濯して、溜まっていた郵便物の整理をしてから眠りにつきました。やっぱり自宅が一番です。

 そして今日は心身を休めるために実家へ帰っています。休暇は明日まで取得していますので、今日は実家でゆっくりして、明日は食料の買出しなんかして社会復帰しようと考えています。昼過ぎに実家へ帰ってからついさっき(17時)まで爆睡していました(なぜこんなに疲れているかは家族に伝えていませんけどね)。というわけで、遅くなりましたが、最終日の報告をさせていただきたいと思います。

なお、本企画の概要は、下記を参照してください。


1.名古屋から亀山へ

 大阪へ戻るべく、まずは名古屋から三重県の亀山駅へ移動しました。伝票管理がずさんで、お土産が足りるかわからなかったので、早めにチェックアウトして、名古屋駅でお土産を追加購入しました。あわせて、コンビニにも立ち寄り、朝ごはんもしっかり購入することができました。昨日とは違う。

 道中では引き続き大自然を拝みまくりました。正直、名古屋まで戻ってしまったら、あとは街を見続けることになりそうかなと思っていましたけど、名古屋駅から1,2駅も離れたらひたすら大自然でした。日本って本当に大自然の国なんですね。これ言うの何回目だ…。乗客もおらず、朝食をいただきながらの快適な移動となりました。もはや自然ばっかりでライブラリを見てもどれがどこの写真かわからないぐらいなんですよね(笑)

 

2.亀山から木津へ

 亀山到着後は関西本線で加茂駅を経由し、木津駅まで移動しました。良い感じに年期の入った車両、走るのは山の中。車窓にはカーテン付きという、私がイメージしていたローカル電車そのものでした。

 亀山出発直後は混み合っており、窓際に座れなかったのですが、京都市内へ向かう人が多いからか、柘植駅で一斉に客が引き、以降はいつも通りのゆったりとした旅となりました。窓際に移ってからは大自然や山の景色をパシャパシャ撮りながら楽しく過ごしました。関西本線区間で一番きれいに撮れたと思う写真を掲載。


 途中の伊賀上野駅で見かけた案内板。小さい頃は忍者に憧れていたので、こういう案内を見るとテンションが上がってしまいます。


 あと、関西本線にて1つ大変なハプニングがありましたのでご報告。ここでの乗車時間は1時間半と長めで、途中トイレに行きたくなりました。車内にはちゃんとトイレがあったため、それを借りることに。しかし、故障していたのか水が流れていなかったし、流れませんでした。

 今まで散々トイレに恵まれていると言ってきたものですが、最終日にとうとうトイレが私に牙を剥きました。あまり言いたくありませんが、浮いてましたよね。何が浮いていたかは言いませんけど。地獄の光景が広がっていたので止めようかと思いましたが、座席や窓からするわけにもいかないので、半分泣きながらトイレを使わせていただきました(私は浮かせてない)。これもいい経験です。まさか最終日かつ近場でこんな経験するとは思ってもいませんでしたけれども。


 木津駅到着後は昼食の時間としました。駅周辺にご当地グルメっぽいお店は見当たりませんでしたので、木津川市役所近くまで歩き、老舗の定食屋っぽいところでカツ丼をいただきました。少し濃いめの味付けで、カツも細切れの懐かしい感じでした。美味しかったです、ごちそうさまでした。

 同業他社の木津川市役所さん。ここも綺麗な庁舎ですね~。


 食後の運動も兼ねて、駅の反対側にも行ってみました。絶景でした。



3.木津から王寺へ

 午後は和歌山県に向かうべく、奈良県の王子駅へ移動しました。「移動しました」なんてサクッと言っていますが、ここでもハプニングが。

 設備等は、木津駅よりも奈良駅の方が充実していると考えた私は、当初の予定よりも早く移動を始めようとしました。そこで、案内表示もろくに確認せず電車に飛び乗ったところ、逆向きでした。車掌さんの案内で間違いに気づき、頭が真っ白になりました。あわてて代替案を調べたところ、次の停車駅で反対側の電車に乗り換え(時間は1分)ができれば問題ないとのこと。そこで、人生で初めてキャリーケースを担いで階段を全力疾走しました。
食後間もないのに、運動部の練習メニューみたいなことをやってしまいましたので、お腹が大変気持ち悪くなりました。

 その甲斐あって、折り返しの電車には無事乗車、奈良駅を経由して、ほぼ定刻通りに王子駅へ到着できました。大和路線の道中は下の写真の通りしっかり大自然(窓ガラスが曇っていたので、写真も若干曇っています)。



 これは奈良駅で取りました。おそらく日本一有名なゆるキャラであろう、せんとくん。



4.王寺から和歌山へ

 王子駅から和歌山線で和歌山駅へ向かいました。こちらもワンマン電車でした。いつも通り始発の王子駅では混み合っておりましたが、途中の駅で客が一気に下車すると車内がすっかすかになりまして、ゆったりと電車の旅を楽しむことができました。この頃には大自然にも飽きていたのでパソコンを使った記事の執筆はこちらで始めました。


 記事執筆中も絶景ポイントは楽しんでいました。途中の川が綺麗でした。これが有名な吉野川とかその辺りなのでしょうか。それとも木津川?


 和歌山線での移動は約2時間、16時半ごろに和歌山駅へ到着しました。
和歌山は下車あり県なので、滞在時間は30分ほどしか確保しませんでした。駅前を少しウロウロして、すぐに最後の移動へ向かいました。



5.和歌山から大阪へ帰還

 最後は大和路快速に乗って大阪駅へ。和歌山から大阪って2時間近くかかるんですね。もっと近いイメージがありましたけど。県境ギリギリの和歌山駅でそれですから、白浜となるとがっつり旅行ですね。

 乗り慣れた路線なので、ここでは写真を一切撮っていません。というか、企画がもうすぐ終わるという緊張感と気分の高まりで写真なんか撮っている余裕がありませんでした。何やかんやで緊張するもんなんですね。同時に、体がどんどんと疲れてきました。気が緩んだのでしょう。過酷でしんどいというのは自覚していましたが、やはり気も張っていたんですね。



 そんな感じで大和路快速に乗ること1時間半、19時前に大阪駅へ到着。
これをもって47都道府県制覇の前半戦は無事完遂となりました。無事に戻れて本当に良かった。トップ画像は、大阪駅上ルクアのテラスから記念撮影(アップのものも下に掲載)。見慣れたこの景色も、函館からはるばる見に来たと考えると感動があります。ウイニングランとして、テラスをうろうろしたかったんですけど、床がウッドデッキということで、キャリーバッグの車輪がガラガラガラガラ言い出して周りにめっちゃ注目されてしまったのですぐに引き上げました。


 ちなみに、自宅へ帰って食べた晩御飯はこちらになります。

 カップヌードル欧風チーズカレー、家に帰ったらこれを食べようとずっと決めていました。自宅に帰ったぞと自分に教える意味も込めて、ご当地グルメとは対極なカップ麺を選びました。でも、カップ麺最高なんだよなー。



6-1.近場も自然と魅力がいっぱい

 そんな感じで、半分近畿一周みたいな最終日でした。この日感じたのは、近畿にも自然がたくさんあるんだなということです。

 大阪市内などの都心部分は、首都にも負けないぐらい栄えており、コンクリートと人とデジタルの巣窟です。しかし、そこを一歩離れてみると、山、川、海、田んぼ、田んぼ、田んぼ、みたいな他の地域にも負けない大自然が広がっていました。これまでの人生では、その都会部分しか見てきませんでしたので、近畿に自然はほとんどないというような固定観念がありました。しかし、今回改めて近畿圏を回らせてもらうことにより、そんな固定観念をぶっ壊すことができたのです。

 以前に書いた「珍しいのは都会か田舎か問題」の答えが出たような気がします。やはり日本で珍しいのは都会。基本は自然に満ちた国なのでしょう。

 自然だけではなく、伊賀の忍者の里や吉野川のように、行きたいと思ったポイントがたくさんありました。それらを本気で回ろうとすれば、何日でもかけることができちゃいそうです。「近隣だから」と無意識に目をそらしていましたけれど、改めて近畿の良さに気づき、もっと知りたいと思うことができました。



6-2.じゃあ近畿でやれ

 そんな感じで、近畿圏の魅力を改めて知ることができたわけですが、それと同時に、今回の企画で得た・知ったことは近畿一周でも得られるくね?という身も蓋もない発想も生まれました。


 今回の企画で私が経験したものは主に大自然、駅周辺の景色、ご当地グルメ、ホテル泊でした。これらの「概念」ならば、近畿圏でも十分経験できるなということに気づきました。わざわざ遠出しなくても近くにあるやんと。


 近畿一周をすれば都会も楽しめる、自然も楽しめる、名物も色々あるし、ホテルもたくさんある。近いので移動もそれほど過酷にはならず、交通費もそれほどかからない。下手すりゃこの企画と同じくらい(もしくはこの企画以上)地域を楽しめちまうんじゃないかと。費用対効果という観点で見るなら、日本一周は非常に非効率だなと気づいてしまいました。


 また、私が知ったこととして、健康管理の難しさや、人との関わりの尊さなんかがありますが、それこそ日常生活で学べっていう話です。


 そんな感じで、野望が漠然としている(自然に触れたい,どっか遠くへ行きたい,人生観を変えたい など)方は、まず居住地域周辺をじっくり回られるのが良いと思います。それだけで十分納得いく成果を得られます。野望が具体的になった(〇〇城に行きたい,●●名物の△△を食べたい,××さんに会いたい など)時点で、そこへ向かえばいいと思います。しかも、その場所だけで必要十分です。なんとなーくで、日本一周の類を始めてしまうと、想像以上に過酷でコスパの悪い現実とこんにちはしてしまいますよ。



6-3.後半戦はやる

 とまぁ、47都道府県制覇についてディスりまくりましたが、後半戦は絶対にやります。学生時代から積み残している人生の課題であると同時に、次のライフステージへ飛び立つための滑走路だと私は思っているからです。
 あとは純粋に飛行機とか鉄道に乗るのが楽しかった。私は私のために全ての都道府県を回る。「47都道府県を制覇した」という事実そのものが私にとっての大きなメリットですから。コスパなんて問題じゃありません。自分のための投資です。



7.実家へ帰った

 冒頭で述べたとおり、自宅に帰宅後は必要な片付けを終えて眠りました。休暇は月曜日まで取得しましたので、きたる社会復帰へ向けてしっかり体力・気力を回復するため実家に帰省しました。前日にホームシックになったというのもありますが、虚弱体質な私は、企画を終えたという安心感で体調を崩すのではないかと危惧したからです。実家なら家族の目もありますし、最悪そうなっても2日間あれば十分回復できると見越しました。

 実家に帰った後は大爆睡。こうやって、次の予定は気にせず、自分だけで頑張る必要もない環境に身を置き、心身をしっかり休められるのは幸せです。やっぱり、旅はたまにするからやり遂げられるんですね。


 そんなわけで、「社会人4年目が有給駆使して47都道府県制覇」の日報は今回で終了です。ですが、この7日間の総まとめや学んだことなんかを別で記事にする予定ですので、引き継ぎ気にかけてくださいませ。ここまでお付き合いくださいまして本当にありがとうございました。

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