転職活動におけるデザイナーのポートフォリオについてまとめてみた

こんにちは、べるうっど。です。


週初めの雨はなかなかどんよりしますね。。。


さて、今回は特定職種にフォーカスしてnoteを書いていこうと思います。

今回触れる職種は「デザイナー」です。


デザイナーといっても、世の中にはいろいろなデザイナーがいますが、
今回は広告系・WEB系寄りの話です。



デザイナーの方が企業へ転職をする際、必要書類として求められるものが

いわゆるポートフォリオ

です。


このポートフォリオ、書類選考において非常に重要なものとなります。
ポートフォリオの出来次第で、書類選考が通過するかしないかが決まるといっても過言ではありません。


なぜかというと、

・視覚的にどんな制作物を作ってきたかなどが分かりやすい
・その方のデザインセンス、考え方が見て取れる

という特徴があり、
履歴書・職務経歴書を読みより判断が的確にできるという点があります。



そんなポートフォリオですが、意外に時間割いて注力して作っている人が少ないと感じています。
ていうか履歴書・職務経歴書の補足程度に考えている人が多い印象。


あらためて言いますが、

ポートフォリオの出来次第で、書類選考が通過するかしないかが決まるといっても過言ではありません。



自分自身が何をやってきたかがはっきりとわかるポートフォリオはしっかりと向き合って作るべきだと感じています。
というか作るべきです。


ちなみに
よく「あ~これ絶対作り直したほうがよいな~」と感じるポートフォリオは

・画像キャプチャのみを並べたやつ(サイズも全部一緒)
・フォーマットに当てはめただけのやつ(なんちゃらBOXのような)
・色味が濃すぎて文章が読みにくい
・見る側のことが一切考えられていない(目線の流れとか)

などなどです。


ポートフォリオを作成するにあたり、まず一番重要なポイントは

「読み手を意識する」


これ意外にできている人少ないです。


ポートフォリオはあくまで自分自身がやってきたことをまとめ作成するものなので、自分の作りたいようにつくれます。
そのためか、なぜか読み手という存在がいるということがおろそかになり、自分自身にしかベクトルが向いていないケースがあります。


ポートフォリオは、自分自身が何をやってきたかをまとめるものですが、
本質は自分自身が何をやってきて、どんなことができるのかをアピールするもの

「いわば自分自身の説明書でありプレゼン資料」

なのです。


これを意識するだけで、ポートフォリオに対しての向き合い方がだいぶ変わると思います。


前述で述べたように

画像キャプチャを張り付けただけのものとか、
たぶん作ろうとは考えないと思います。

また、テンプレに入力していくだけのものが、
いかに自分自身をぶち壊しにきているかがわかるかと思います。


では、画像キャプチャを貼り付けだだけのものを例にとって、
どんな風に作り替えたらよいのか?という点に触れていきます。


まず頭にいれておいていただきたい点として、家電とかの説明書を思い浮かべてください。


説明書の大体のページ遷移が、

表紙→目次(表紙と混在しているケースあり)→概要→詳細機能説明

っていう感じで進みますよね?

日本の家電製品の説明書ってめっちゃよくできていて、懇切丁寧なんです。


これをイメージして作ってみましょう。


ポートフォリオに置き換えてみると

表紙→目次→自己紹介→これまで携わった作品

って感じになります。


画像キャプチャのみでつくったものって、取扱説明書でいう詳細機能説明のみで、商品全体像とか、どこに何が載っているのかとか、その商品がどんなものなのかとか、一切ないものと一緒です。

その説明書を読んでどう思います?

多分不親切な説明書だって思われると思います。


そう。

画像キャプチャのみでつくったものって、そういう風に受け取られているんですよね。


なので、しっかりと

表紙→目次→自己紹介→これまで携わった作品

という流れで作ってみましょう。

これだけでも、だいぶ見栄えが変わります。



そして各項目を深ぼっていこうと思いますが、



まず表紙

ここは全体像を表すものです。

写真、デザイン、フォント、イラストなどなにをつかってもよく、ポートフォリオのなかで唯一自由にできるページなのですが、自分をイメージさせるもので作成するとよいです。

正直ここに出来不出来は関係ないですが、あまり過激なものは避けたほうが良いですね。


次に目次

このポートフォリオの全体構成として、何が載っているかを掲載するものです。

制作物の性質事に分けてページ構成を作り、目次に掲載すると良いです。

例えば、WEBと紙で大枠を分けて、かつ細分化するとか。

WEBであればコーポレート、LP、キャンペーン、toC、toB、アプリなどなどそれぞれのプロダクトに合わせてページ構成をしたり

広告であれば、カタログ、雑誌、チラシ、DM、マス広告などなど。


次に自己紹介

ここでは、自分がどんな人間なのかを表すページです。

一般的には、学歴、職務概要とかが写真とともに掲載されているケースが多いです。基本的にどんな構成にするかは自由ですが、スキル要素は入れるとよいですね。


例えば、Adobeソフトの使用歴とか、ちゃんとアイコンとか★マークとかつけて表現するとわかりやすいです。

勿論WEBとかであれば、Adobeソフトの使用歴、言語の使用歴、FW、CMSなどなど、ちゃんとアイコンつけてまとめてみると、見やすいですよね。


比較的ごちゃごちゃしやすい所なので、簡素かつ分かりやすい表記でまとめることが重要です。


最後にこれまで携わった作品

ここでは、二つのことに注意しましょう。

①読む流れ

②作品についての説明



まず①読む流れですが、

レイアウトにおける視線の誘導 Z・N・F

のいずれかを意識して作成することが重要です。


このZ・N・Fというのは目線の流れを表したもので、このアルファベットのように目線を移行させるように、意識して大抵のデザインが作られています。


ポートフォリオにおいては、比較的これがハチャメチャな人多いです。


一般的には

紙ベースのポートフォリオにおいては、Z

WEBベースのポートフォリオにおいては、F

が読みやすいですね。


まずは、ページ内でどのように視線を誘導するかを意識して構成をすることが重要です。



②作品についての説明

これについては、おおよそ下記の項目を盛り込んでまとめると良いです。

・プロジェクト概要
・制作コンセプト
・制作期間
・成功点、苦労した点
・役割、メンバー構成、使用ツール

これらを制作物のキャプチャなどとともにページに盛り込むことで、具体性が増し、より分かりやすいページとなります。



いかがでしたでしょうか?

もっと深ぼっていくと、より技術的な話になってまいりますが、いったんこのnoteはこのあたりにしようかと思います。


最後にしつこいようですが、ポートフォリオは

「読み手を意識する」

「自分自身の説明書でありプレゼン資料」

です。

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