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神戸の動きを記者発表資料から読み取ってみる⑦市内中小企業がサステナブルな新規事業を生み出す「プロジェクト・エングローブ」

記者発表資料を読み取るシリーズは久しぶりで、前回記事は4カ月以上前ですね。

先日、SNSでミラツクの西村勇哉さんからタグを付けられたことで知った、神戸市主催で行われる「エングローブ」というプロジェクト。

場所は今最も注目している拠点の1つであるアンカー神戸。そしてキックオフ講演会のゲストは何とあの太刀川英輔さん(進化思考の記事もご参考に)。そしてコメンテーターに山崎亮さんと超豪華。

こんな情報をキャッチできてなかったとは・・・でも見逃さなくてよかった。早速イベントは申し込みました。

さて肝心のプレス記事はこちら↓

タイトルがこれなので↓
「全国初!自治体がESGを取り入れた市内中小企業が中心となるイノベーション創出プログラムがスタート!―キックオフ講演会開催のご案内―」
お気付きの方もいると思うが、元つなぐ課の長井君のお仕事です。「全国初!」のセッチングで彼の右に出るものは居ない。

でも注目したいのはそこではなく、とても大事なのは「中小企業×サステナブル」です。

私が所属するエネルギー政策などでも気候変動サミット以来、カーボンニュートラルとか脱炭素という言葉の突風が吹いています。

民間企業はもっと動きが激しく、世界で戦う企業はカーボンニュートラルを実行しないと今後世界で製品が売れなくなる危機を感じており、アップルやフォルクスワーゲンなどがRE100(Renewable Energy 100%)で製品を作ることを目指し、サプライヤー(部品下請けなど)にRE100の導入などを求めている。

大手企業は次々と取り組みを打ち出しているが、中小企業は正直置いてけぼりだ。
この突風の中で生き残るにはRE100を導入することなど、冒頭の「ESG」と呼ばれる部分で変革を起こしていかないといけない。

ちなみに「ESG」とは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取って作られた言葉です。プレス発表には全然この説明なかったですね。もう当たり前の言葉なのかな。ちなみに「エングローブ」って言葉も造語かな?調べても出てこなかった…

いずれにせよ、エネルギー政策に携わる者として、2050年カーボンニュートラルに向けて中小企業がどう対応していくべきなのか、自治体は何ができるのかを問うていたところなので、大いに参考にしたいです。

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