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ケネス・ワプニック博士の語録

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『A Course in Miracles』をもっとも理解していたその第一人者であるケネス・ワプニック博士の言葉を引用したnoteコラム
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#自我を直視する

ワプニック博士のインタビュー記事より

ワプニック博士のインタビュー記事より

しっかり地に着いた覚者ワプニック博士のとあるインタビュー記事がとても印象的です。

インタビュアーがワプニック博士に、

「日常の実践で、普段、ワプニック博士が心掛けていることは何ですか?」

と質問した際に、ワプニック博士はこう答えたのです。

「自我と同一化しないようにすることです」と。

ここで、ワプニック博士は、「聖霊と共にいることです」というふうには回答しなかったということに注目すべきだ

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ワンネス体験や愛の体験について

ワンネス体験や愛の体験について


ここでは訓練や修得すべきことがあるワンネス体験や見性体験といった一瞥体験のことを、コースでは「啓示」というふうに呼んでいます。

あくまでも、それは一時的な経験であり、コースの学びのゴールとするものではないということは知っておくべきです。

そういった体験は疑念と恐れの一時的な停止の体験であって、疑念や恐れが消滅したわけではないということです。

ですから、たとえ一時的には神の愛や、神の平安に触

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無慈悲、不親切、自己中心的、不正義な自分とどう向き合っていけばいいのか?

無慈悲、不親切、自己中心的、不正義な自分とどう向き合っていけばいいのか?


無慈悲で、不親切で、自己中心的、不正義な自分コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)を学んでいく上で私たちが知っておかなければならないことは、「自分はこの世界に居る」と信じているということ自体が、すでに自我と同一化した状態になっているのだということです。

つまり、今や私たちは「自我」というニセモノの自分と同化してしまって、それを自分だと信じ込んでいるということです。

ですから、そのニセモノ

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自我の巧妙さを見抜けるようになるために

自我の巧妙さを見抜けるようになるために


正直でいること私たちは「自分は肉体である」と信じ切っていて、まるでそのことを疑うことすらありません。

いくら「自分はスピリットである」と学んだとしても、それは単に知的な頭の理解でしかなく、自分の内側に正直になるならば、やはり「自分は肉体である」と信じ込んでいるわけです。

「自分は傷つく存在である、自分は死ぬ存在である」と信じているのは明らかです。

コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)

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それの何が問題なの?と、そう言えるようになるために

それの何が問題なの?と、そう言えるようになるために


自我が問題なのではありませんコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)の実践において私たちがしなければならないのは、自我を直視するということです。

それはどのような実践をしていけばいいのか?

そして、何のためにそういう実践をしていくのか?

ワプニックさんは、コースの実践について、以下のように云っています。

このコースは、自我を否定していく道ではなく、自我を咎めずに見ていく道なのだというこ

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