内容を覚えている漫画を何度も読んでしまう理由 8/8(日)

それは怠惰な行為だと思っていた。無意味で生産性のない行動であると。けれど今日、認識が変わった。何度も同じ漫画を読むことは、最高のヒーリング行為なのかもしれない。

平日に仕事する会社員生活を送っていると、休みの土日で遊ぼうか、疲れを癒そうか、その都度決めますかね、なんて生活スタイルになる。似た考え方の人は多いだろう。で、実際土日を迎えた時、人と会う予定がないとかなり曖昧に過ごすことになる。一人だと今自分がやってることが遊びなのか休みなのか、境界がはっきりしないのだ。
気になっていたカフェに足を運び、コーヒー片手に買っておいた本を読んで穏やかに過ごす。これ、穏やかな時間の使い方だけど実はMP;マジックポイントを消費している。初めての場所で初めての本を読む。初めて尽くしは良い意味でも悪い意味でも負荷がかかっているのだ。

人が最もMPを使わないのは、知ってることを繰り返すことだ。ルーチン、想定の範囲内、キャパの範疇。これらに共通して言えることは、楽ちんってこと。で、内容を覚えてる漫画を読むのもまさに同じ括りなんだけど、覚えてても面白いって凄いことだと思う。初見の新鮮さ、盛り上がりの補正をなくしても面白いと思えるなんて、そんな作品とは滅多に巡り会えないだろう。

本当に疲れているとき、休みたいときというのは、MPが0の状態であり、そういう時に新しい何かを摂取するのはしんどい。だから内容を覚えてる漫画を読む。でもそれは面白いから、読んでて楽しい気持ちになれる。MPを使わずに楽しいことができるから、自ずとMPは回復していく。そんな好循環を生み出してくれる、最高の癒しなのだ。

おわり

明日のラッキー冷房の設定温度「26℃」

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