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【人生のほんの1日】20230627 2023年7月の初見練習楽曲まとめ


2023年導入の朝練ルーティン、初見練習

2023年年明けから毎日のピアノ朝練に、難しすぎない見開き2ページ程度(3ページ以上の曲は数日に分けて読む)の小曲の初見練習を加えました。始めてから半年経過し、毎日初見演奏するのが毎朝のルーティンに定着しました。

初見練習を始める導入に使った参考書を下記の記事でも紹介しています。

初見練習をごく簡単なレベルからはじめたいけれど、何からはじめたらよいか分からない方には、私が最初に取り組んでとてもよいなと思った下記の本をオススメします。

とても簡単な曲から始まりますが、古典から現代曲まで幅広いジャンルを網羅し、弾いていて大人の感性でも美しいと思える曲が選ばれていて、まず、弾いていて楽しいので最後まで続けやすいです。

最後にはサン・サーンスの「白鳥」の伴奏まで行けるので、短期間で学習できる教材としてとても優れていると思います。


私が初見練習をはじめて、毎日新規の楽譜を読むことで譜読みも少しずつ速くなっていると思いますし、譜読みに対する体力がつくというか、抵抗なく新曲にも取り組めるようになりました。

また、買ったけど手をつけていない楽譜にとてもたくさん目を通すことができて、楽譜という資産を眠らせずに運用できていいこと尽くめと思います。

では私が2023年7月に初見した楽曲をまとめてみますね。
※初見をする練習なので、技術的に弾けてるかどうかは重視していません。

実は私は、40代から初心者でピアノを習い始めたこともあり、ピアノ特有の2段譜の譜読みがとても苦手です😅 なので新曲の導入に長い期間がかかり、それがストレスでもありコンプレックスでもありました。

自分が好きな曲の初見譜読みを毎日の練習を取り入れることで、好きな曲を弾きながら譜読みが激遅というコンプレックスも克服でき、私にとってはとても良い問題解決法と思っています。

2023年7月は、なんだか最近弾きたい気分が盛り上がってきたフェデリコ・モンポウ や ルドヴィコ・エイナウディ、楽曲とはいわないかもしれないけど弾いてて和声の美しい響きを楽しめてコードの勉強にもなるジャズハノンなど、が印象に残ったかな。

今月は、園芸店業務だけでなく、デザイン案件の作案・資料作り、連日の打ち合わせ、突然挿入された急ぎの執筆仕事などで結構気が休まらない忙しさが続き、かつピアノコンクールの出場も決めたりして、とても慌ただしかった割には、ほぼ毎日初見もやり通し、我ながらよく頑張ったなと思います。

プーランク 即興曲 第1番

これは予想に反する音の展開連発で、かなり読みにくかったです。
とりあえずこの曲っぽくは聴こえないくらいのヨタヨタ譜読みでしたが、頑張って最後まで読みました。思い返してみてもキツかったな〜😅


ドビュッシー 前奏曲集第2巻 第5番「ヒースの茂る丘」

全曲3段譜で第1巻よりも譜読み難易度が高い第2巻にも着手しました。
まずは分かりやすく美しい「ヒースの茂る丘」から読んでみました。

ドビュッシー
前奏曲集 第2巻 10番 「カノープ」


ルドヴィコ・エイナウディ
「Elegy for the Arctic」(Original , Extended version)

最初、オリジナルのショートバージョンを弾いてみて、とても良い曲だったので、同じ本に収載されていた長いバージョンも弾いてみました。


スクリャービン 「アルバムの一葉」op.58



ルドヴィコ・エイナウディ
「Drop Soro」「Twice Soro」


フェデリコ・モンポウ
前奏曲 7番、9番

7番はちょっとメシアンにも似た現代音楽の雰囲気。
9番はけだるさと哀愁を感じさせるゆったり静かな楽曲。

2曲ともとても美しくてレパートリーにしたいほどお気に入りの曲になりました。


ブーレーズ 「12のノタシオン」1、2番

最近知ったこの曲、ゲロムズかなとおののきつつも、弾いてみないとどんな弾き感か分からないので恐る恐る音にしてみました😅
正直、全く違う曲と思うくらい違う出来になりましたが、多少というか相当間違えててもそれっぽく謎めいて聞こえるのは、現代曲の良い点かもしれません😅


ジャズハノン 1~5

コードの響きや展開が美しく曲のような感じで気持ちよく弾けるので、練習教本というよりは弾いてて楽しくかつジャズのコードや進行やリズムも実践的に学べて良い本だなと思いました。

バッハ(ジロティ編) 前奏曲ロ短調 BWV 855a

このジロティ編バッハは名曲ですよね。
とても分厚い全集本なのですが、以前この曲弾きたさに勢いで買ってしまいました。
せっかく高い楽譜を買って弾いていないのはとてももったいないので、これ以外の曲も少しずつでも弾いていきたいと思います😅


カッチーナ「アヴェ・マリア」(吉松隆 編)


ラヴェル「フォーレの名による子守唄」(吉松隆 編)


モーツァルト 「アヴェ・ヴェル・コルプス」(吉松隆編) 


フェデリコ・モンポウ
「歌と踊り」第1番


フェデリコ・モンポウ
「歌と踊り」第10番

ギターのバージョンが雰囲気良かったので貼っておきます。
今日は歌のパートを初見しました。


フェデリコ・モンポウ
「歌と踊り」第6、7番

6番はスペインっぽい哀愁がむんむんに漂っていて隠れ名曲だと思います。 
7番の歌の部分は和声の響きがちょっとキース・ジャレットぽくてとてもおしゃれな曲だなと思いました😊

6番7番もいずれレパートリーにしたいです。


というわけで、7月は27日時点、初見練習だけでモンポウの歌と踊りは歌と踊りに分けて弾いているので2曲換算すると、合計28曲譜読みすることができました。

1日に2〜3ページ程度の小品1曲でも、毎日続けるとすごい量の蓄積になりますね。
今月は忙しかった割にはなかなか精力的に取り組んで好成績だったと思います。

ブーレーズ「12のノタシオン」などはレッスンに乗せて完成させるとなると異常にハードルが高い曲ですが、弾けても弾けなくてもいいから目通しするという目的の初見練習であれば、少し軽めな気分で取り組むことができるので、いろんな曲に臆せず触れるという面でいうと初見練習はとてもいいなと思います。

またピアノ愛好家あるあるの「買ったけど弾いていない楽譜がたくさんある問題」が解消できるので、私的にば精神的にも喜ばしく、毎日ちょっとずつ初見してみるのは結構いい習慣だなと思っています😊

引き続き、楽しくがんばります!

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