どうなったら、自分はアダルトチルドレンを回復・克服したといえるか
どうなったら、自分はアダルトチルドレンを回復・克服したといえるか、考えたことはありますか?
どんな状態が「回復した」といえるのでしょうか?
明るい気分でいられるようになったら?
人と楽に関われるようになったら?
依存症が全て綺麗さっぱりなくなったら?
実はこれ全部幻想です。
アダルトチルドレンからの回復、そのキーとなるのは「自己共感」です。
そして、自己共感というのは「ありのままのそのままの自分と一緒にいられること」です。
「完璧ではない、そのままの自分と一緒にいられること」です。
これがアダルトチルドレンはとても苦手です。
理想しか見れないからです。
なぜ理想しか見えないかというと、期待されて、場の空気を読むということを、子どもの頃から異常なまでにしなくてはならない環境があったからです。
自分の感情と周りの期待を混同してしまうからです。
では、どうしたら自分のありのままの感情と一緒にいられるのか。
3つの段階があり、それぞれ、手法が異なります。
1、家族再現ドラマワーク
2、NVC
3、当事者研究会。
まずひとつめ、家族再現ドラマワーク。
西尾和美さんが「リプロセスワーク」という名前で導入したものがベースとなった独自の手法です。
家族の中で起こった出来事を演劇のように再現するワークです。
参加する人が、一人一人、自分の家族体験を語り、それをみんなで再現して、辛かった気持ちの再現、そして、こうだったらよかったというリクエストを送り、それを再現するワークです。
これをすると、自分の内側で押し殺していた感情が外に出てきやすいです。怒り、悲しみ、恐れ。
不都合な感情。
それを安全な人の輪の中で存分に感じる。
一人だとなかなか感じきれない感情というのがあります。
特に小さな子どもの自分にとって辛すぎる、重すぎる感情は「凍らせる」ということを心はします。
するとその感情は、ずっと自分の内側に今現在起きていることとして、残り続けます。
私が知る限り、その凍らせた感情を溶かす上で最も効果が高かったのは、この家族再現ワークでした。
そして、それをなんどもこのワークを受けるうちに、この方法は多くのアダルトチルドレンにとって、有効な方法だということを、実感しました。
これは言葉というより体験です。
家族を再現するといろんな感情がでてきます。
そして、自分のワークではない場合でも、人の家族を演じる中でも、自分の家族と被ったりする中で、親ももしかしたらこういう気持ちだったのかな、と頭をよぎる場面があったりします。
こういうことの繰り返しの中で、自分の心の奥で小さくなっていた。
感情、インナーチャイルド、がときほぐされて、外にでてくるような感覚になります。
これが自己共感です。
こんなことをわざわざしなくても、すっと自己共感できるならいいんですが、なかなか難しいと感じる場合、こういったワークが役立つと思います。
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