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社会人、そしてこれから

社会に出て2年目にして仕事が出来なくなってしまった。
どうしたって無理なのだ。
就活の時は世界が広がった気がして、何者にだってなれると思っていた。

何者にもなれない。
1度切れた糸を元に戻すことが出来なくなってしまった。

四六時中仕事の事を考えて、出来ないながらも必死に追いつこうとして、苦手な作業や興味が無い仕事や仕事の為の勉強をして、夜まで働いた後に明日が来るのが怖くなってひたすら毎日お酒を飲んで、友達が帰った後も1人で街に残り、朝まで飲んでそんな生活を繰り返していたら、ある日涙が止まらなくなってしまった。
がむしゃらに頑張っていたつもりが、間違っていたみたいだ。

1度休んだら起き上がれなくなってしまった。
なんて弱くて情けない生き物なのだろう。今まで親の敷いたレールの上を休むこと無く走ってきたのに、どうしてここで躓いてしまうのだろうか。いや、自分を押し殺して耐えて耐えて、本当にやりたいことを我慢して親を気にして生きていくのはやめにしようか。
自分の人生にそろそろ責任を持って生きようと思う。誰のものでもない、自分の人生だ。

仕事は出来ないし日常だって完璧にはこなせない。でも、昔から文章を書くのが好きだった。国語のテストだけは集中して自分の意見を述べられていた。今もそうだ。こうしている間は楽しく、自分と向き合いながら文章を書くことが出来る。自己満足と感情の整理のつもりで書いていた文章はやがて友達から好きだとか救われたとか言われるようになったし、会ったことない方からも感想を貰えることが増えた。私にはこれだ、と思う。逆に言うとこれでしかない。賭けたい。自分の人生、これからの人生を賭けて書き続けたい。そのためのスタートラインに立ちたい。

私は私の文章と存在で人の心を動かしたり行動させることが出来る。そしてそれが生きがいとなる。絶対に成し遂げられると思っている。どうか見つけてください。成し遂げて死ぬ。成し遂げて死ぬ。