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地域の居場所づくり、うっすらと芽吹き始めて。

私の住む地域では、子どもたちが放課後や長期休みに、公園以外で集まる場所がない。

私は今、この地域で子どもを中心とした居場所づくりを進めたい考えがある。

なぜそんなことを切に願うかというと、私が小学生時代を過ごした札幌市では「児童会館」という施設があった。

ホームページを引用すると、

児童会館は、高校生以下のすべての子どもたちが、
自由に利用できる施設です。自由にお越しいただけ
ますが、児童クラブ以外の小学生は、
一度かばんをご自宅に置いてから来館してください。

札幌市児童会館HPより

とあった。

保護者同伴の赤ちゃんから、小学生~高校生までが集える施設で、職員さんの目があり、かつ、世代間交流が叶う場所で、楽しい思い出があったためだ。

今知ったのだが、全国で札幌が児童会館の第1号だったらしい。歴史が70年以上ある。スゴイ。恋しい、札幌。

また、長期休みに、子どもが行く場所がない、と嘆いているママ友を何人か見てきたことも、居場所が必要と感じた理由だ。

2か月前には、こんな記事を書いていた。

最終的には、子どもだけじゃなく多くの世代が関われる場づくりをするのが理想だ。

しかし、地域の民生委員(の中の児童福祉に特化した主任児童委員という役)として動くのなら、まず対象は子どもだ。最初から欲張っちゃいけない。できるところから…

ただ、主任児童委員のパートナーの女性の真意が掴めず、先月は動けなくなっていた。

子育て真っ最中のアセルさんの思いをどんどん出して!と言ってくれたかと思えば、
公民館が主催するならお手伝いはするが、自主的に何かしよう、作っていこうという動きには二の足を踏んでいるように見受けられた。

私だけが張り切ってしまうと迷惑だよな、私も子の体調次第で行けないことだってあるし。
どうしたらいいのか、と先日まで悩んでいた。

民生委員としてではなく、いち個人として、賛同者を集めて、ボランティアグループを作ったほうがいいのか、と。自助活動というやつだ。

ただ、公民館の職員さんが熱い方だったのが幸いで、
「表向きは公民館主催でも構わないし、アセルさんのやりたいことを叶えるためにも、一緒に企画してくれませんか?」と、私の気持ちを引っ張り上げてくれた。

ちなみに私がやりたいと言って提示したものはこちら。

民生委員の定例会議でこちらを出した際、 

「アセルさんの思いはわかったけど、これ、ボランティアなんて来ると思う…?今時、謝礼なしには厳しいと思うよ」

「問題のある子の対処はどうする?脱走する子を追いかけたりとか、大変でみんな疲弊して辞めちゃうよ」

などと言われたため、どうしたもんかと思っていたら、まずは、長期休みに1日か2日、やってみませんか?と公民館の職員さんが提案してくれたのだった。

ほんのわずかな一歩でしかないが、いよいよ、夏休みに宿題やボードゲームなどをする日を何日か設けることになりそうだ。

今週末、その打ち合わせがある。
2か月前に撒いた種がほんのり芽を出し始めた。

心配ごとは山ほどあるが、進めながら考えていけばよいか、とどこか楽観視もしている。

以前、これ以上忙しくしないで、民生委員の仕事を引き受けないでと言って泣いた長男。

そんな彼がこのイベントを楽しみにしてくれているからだ。張り切らないわけにいかない。


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