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保護者として、それが最適解。だけど…。

WEBマーケティング会社代表のTさんという方と、最近チャットでやりとりしている。

Tさんはある企業のWEB集客等のサポートをしていて、私はその手伝いのようなことをしているためだ。

Tさんが流しているMeta(Facebook)広告で集客した説明会の参加者に対し、私が確認の電話連絡を入れるというもの。

ときどき、
「集客が今ひとつなので、YouTube広告1本作ってもらえますか?」という依頼もあり、私にできることは任せてもらう、というスタイルでやっている。
ただ、期間限定の仕事なので、継続的な契約ではない。

ある日、Tさんから、
「ある自治体が教職員を目指す人に向けたプロモーション動画を作りたいと見積もりが来てるんですが、もし長橋さんに依頼するとしたら、見積もりどのくらいですか?あ、まだ決まってないんでだいたいでいいです〜」とチャットが来た。

ざっくりでいいとは言え、な、なんだと!と慌てて相場を調べたり、作業想定時間を計算したりした。

8時間の動画を1時間にまとめるという、私には大変な編集作業になりそうだが、やってみたい仕事だなと興奮し、ドキドキしながら見積もりを出してみた。

そこから話の流れで、今の学校についての話になった。(チャットだが)

Tさんは小学生と中学生のお子さんを持つお父さんで、
「子どもを少し叱っただけで、保護者からクレームが入ったりすることもあるみたいで、先生たち、大変そうですよね」という。

この手の話題に敏感になっている私は、
Tさんのお子さんの学校でもそんな問題あるんですか、と驚きつつ、以前、noteの記事に書いたような内容にも触れた。

モンスター親が先生方を困らせるケースがあるので、地域の温かい保護者たちで、頑張ってくれてる先生方を守りたい・・・という話をした。
一方的に熱くなってTさんをドン引きさせたかも。

どこも、同じような問題があるんですね…と互いに言いながら、

でも、親側、先生側、どちらについても敵を生んでしまい、子どもに影響してしまってはかわいそうですもんね・・・
そうやって無関心な風潮が作られるのもよくないけれど、今はそれが最善の時代だと感じています・・・

という内容で、Tさんはこの話題を締めくくった。

…本当にそうだな、それが正解だ。
こうやって折り合いをつけて、うまくこの世を渡るしかないんだ。それが最適解だ。

頭では、そう分かっている。

だけど、本当にそれしかないのかよ。
というやるせなさでいっぱいになり、余計に頭から離れなくなってしまった。(Tさんが悪いわけではない)

「無関心な風潮」

問題意識のある人ですらもそうせざるを得ないと思っていることに、じわっと危機感を募らせた。

なんとかできないんだろうか…

子どもを育てる親と学校の先生が互いを尊重し、協力し合いながら、子どもたちの成長を一緒にサポートしていくことが、どうしてこんなに難しくなってしまったのだろう。

「最適解」の向こう側の、不正解かもしれないアホかもしれないやり方の中に、私は、何かを見つけたい。



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