夏休み子ども居場所づくり〜1回目完了レポ。
子どもが自由に集える公共の施設が公園しかない、という地域に住んでいる。
なので、誰とも約束しなくても誰かと会えて、大人の目もある安全な室内の集い場があればなぁとずっと思っている。
そこで、民生委員(主任児童委員)の立場で、公民館の方と企画して、小学生が公民館に集えるイベントを設け、今日はその1回目。
無事、大盛況に終わった…
とりあえずホッとしている。
3つの小学校(1つの中学校区)から25人ほどの小学生が集まった。思ったより多く来てもらえた。
3月から何度か打ち合わせをし、チラシをCanvaで作り、約1ヶ月前、児童全員にチラシを配布してもらえるよう、3つの小学校へ公民館の職員さんと出向いた。
(入ったことのない近隣の小学校にお邪魔するの超ワクワクする。笑)
チラシの効果あったか、9時にオープンした途端、いっぺんに子どもたちがやってきて、受付と名札作成に追われた。嬉しくて、泣きそうになっている怪しい40歳がそこにいた。
ボランティアとして、高校生2人(双子の姉妹さん)と大学生が3人来てくれて、公民館の職員さん2人、私たち民生委員は3人。で、見守り役は、計10人。
また、昨秋から学校にあまり行っていなくて、たまにお母さんと2人で登校している2年生の男の子は、お母さんと2人で参加してくれた。彼も来てくれたらいいなぁと思っていたので、良かった。
40畳ほどの和室と、10畳ほどの図書室を開放して、最初は読書する子、宿題をやる子、工作をやる子に分かれて、場に慣れるためのウォーミングアップのような時間を過ごした。
その後、ボードゲーム・カードゲームの専門家の先生が、10種類以上のゲーム抱えて到着し、適当なグループに分かれて、好きなゲームを自由に楽しむ時間となった。
そこからは、なかなかのカオスだった。
ちょっかい魔を含む男子数名が騒がしく(私の長男も含む)、
私も参加したカードゲームが面白くて、すっかり夢中になって、女の子たちと盛り上がった。
少し遅れて来た、2歳のときから知っている3年生のKちゃんが、これやりたい、というので一緒にやっていたら、あまりの面白さに目の色が変わり、
「これ面白い!もっかいやりたい!」と足をバタバタさせている様子を見て、胸が押しつぶされそうになった。
なぜだかわからないが、私は、子どもの、「楽しい!もっと!」と目が輝く瞬間が大好きだ。
心が動いて、目を見開く瞬間。
大人は見逃しちゃいけないなと思う。
本人にもその感覚を忘れてほしくない。
12時になり、お迎えがある子、自分たちで帰る子、それぞれ見送ったあとに、関係者で簡単な反省会を行った。
宿題を持ってきた子たちには、きちんとさせた方がいいのでは、9時からせめて1時間は、宿題をして、終わってからボードゲームなり遊びにした方がいい、という声があった。
たぶん、騒がしい子どもの相手も大変だし、せっかく宿題を持たせたのに、という親目線を意識している部分もあるのかもしれない。
私はなんとなく違和感を感じたが、その場では何も言えず、帰宅してから再考した。
「宿題を持ってきたけど、友達の顔見たら遊びたくなったから、遊ぶことにした」というインスピレーションを大事にしたいな。
学校じゃないんだし、時間で区切ったりせずに、気の向くまま過ごさせてあげたいなぁ、せめて夏休みくらいなぁ。と思った。
イベントの一番の目的は「交流」だと私は思っているので、次回、8月開催の前に、勇気を出して、そう言ってみようかと思う。
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