活動紹介その②教育支援~職業訓練校編~
1つ前の投稿ではACEFがサポートする小学校を紹介しましたが、
今回は職業訓練校について紹介します!
始まりは塩尻所長の奥様・美智子さんが1995年にスタートした洋裁教室。当時、女の子たちは小学校卒業後はお嫁に行くしかありませんでした。そして半分以上が母子家庭。
「手に職をつけて、自分でも稼いで生計を立てられるようにしてあげたい!」という塩尻夫妻の思いからでした。
服飾コース出身の美智子さん。洋裁とミシンを近所の女の子たちに教え始めました。
26年前、生徒6人でスタートした洋裁教室
その後、現地の方から「男子向けのコースを!」との要望があり、大使館から校舎を建てる資金を支援していただき徐々にコースが拡大!
今では全12コースとなりました。
(服飾、ヘアメイク、自動車整備、電気科、料飲、水道科、石工、溶接、ITなど)
2018年~2019年にかけて半年間ヘアメイクコースでボランティア講師をしてくれた、日本で美容師をしているダイスケ君の活動をご紹介!
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シャンプーの仕方を生徒にレクチャーするダイスケ君
ダイスケ君のFacebookより☟
今日のテクニカルの授業はパーマネント。
いつもはウィッグにパーマネントしてレッスンしていたのを、あえてモデルさんを募集してみた。
すると他のコースの生徒が好奇心混じりで集まってくれた!
慣れない人頭に緊張しながら施術のレクチャーをしていきました!
日本とは違ってペーパーも無ければ2剤も無かったりする。それだけ髪の毛も薬も全然違う。
1度縮れた髪の毛を伸ばしてからオリジナルの髪の毛を巻き込む。
日本では考えられないような施術だが、自分が知っている中で使えそうな技術のレクチャーを。
1つ1つの技術に時間がかかってしまう分ダメージが大きいらしい。
少しでも効率が良くなるような巻き込み方、ヘルプ、そして道具の扱い方を伝えてみた。
今まで30分かけて巻いていた全頭を1時間の授業でたった10分で出来るようになった。半端ない集中力。
まだまだ一緒に改善できるところをこれからも探してみます!
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ある道具が違うので日本のやり方がすべて通用するというわけではありませんが、知っている術を『ケニア流』にして惜しみなく生徒に教えてくれ、1時間のレッスンでも生徒たちのスキルがグンと上がりました!
ダイスケ君は職業訓練校だけでなく、近くの短期大学のビューティーコースにも時折教えに行ってくれていました。
みなさんも安全にケニアに行ける日が来たら、ぜひあなたの特技を生徒に教えに来てください!
次回は孤児院「JUMP&SMILE」についてご紹介します!
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