安藤太郎/公認会計士

読んでほしいなーっと思ったことを、趣味で、たまーに、会計を含め、書いてます。

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最近の記事

ChatGPTで提示された”マラソンサブ4”達成のためのメニューを実践してみる

ChatGPTの使用も段々飽きてきたので、無茶ぶりをしてみました。 私のフルマラソンのベストは4時間台なのですが、自己ベスト5時間の市民ランナーが2か月でサブ4を達成するための練習メニューをChatGPTに聞いたところ、以下のメニューが返ってきました。 プロンプト:自己ベスト5時間の市民ランナーが、2か月でフルマラソンサブ4を達成するための練習メニューを、週間隔で作成して。但し、月曜日は練習しない。 ChatGPT(GPT4)の回答 市民ランナーが5時間の記録を持っている

    • 皇居ラン

      皇居ラン(夜間)の動画です。 一周約5キロ、緩やかな登りと下りがあり、心肺への負荷が心地よいです。 また、東京タワーや国会議事堂等、観光名所を見て回れるのでテンションも自然に上がります。 皇居ランの主なマナーは ①反時計回り ②歩行者優先 ③ゴミを捨てないで です。

      • 【会計】四半期報告書や決算短信の任意開示への変更

         最近の経理部長との雑談は、もっぱら資源高と金利上昇ですが、四半期開示の任意化に関することも、感心が高い事項になっています。  四半期開示の任意化については、四半期の決算短信も含めて議論されており、国に提出する必要のある四半期報告書については、概ねQ1とQ3の四半期報告書は廃止され、同時に四半期レビューも廃止という事で進んでいるようです。 現在の論点としては、 ①Q2の四半期報告書の情報の拡充を行うか? ②有価証券報告書を提出する非上場会社については、半期報告書及び中間監

        • 【趣味:マラソン】AppleWatchについての市民ランナー的感想

          私は現在40代で、マラソンへの挑戦を3年ほど前から始めていまして、戦績は全く大したことないのですが、ハーフ1時間50分、フル4時間21分といった感じです。 ランナーにとってのシューズ以外の最重要ギアである腕時計について、なぜか、いつも練習してる運動公園では、Garminを愛用している方が多く、AppleWatch派は私以外見たことがありません。そこで、AppleWatch(SE)のメリット・デメリット(及びデメリットの改善)を、市民ランナー目線で記載させていただきます。

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          【会計】子会社のみなし取得日と3ヵ月遅れの決算取り込み

          買収によって取得した子会社を連結財務諸表に取り込む時期はいつでしょうか。この問いに対してはいくつか検討しなければならない事項がありますが、いつの子会社の財務諸表を連結に取り込むかに焦点を当てると以下の事を検討しなければなりません。 ①取得日はいつか  みなし取得日はご存じの方も多いと思います。「支配獲得日、株式の取得日又は売却日等が子会社の決算日以外の日である場合には、当該日の前後いずれかの決算日に支配獲得、株式の取得又は売却等が行われたものとみなして処理することができる。

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          【簿記】簿記の勉強の仕方

           経理課職員の方から、簿記の勉強って何をやればいいんです?と聞かれ、 「予備校が出している市販の教科書と問題集を買って、ひたすら問題集を解けば大丈夫です」と回答しました。  簿記検定に受かるための勉強をするべきですし、受かるためには基本の会計処理をマスターした後は典型的な”ヒッカケ問題”に対応さえすれば、100%合格します。そのレベルまでやり込めば、試験時間が足りないということはありません。  私も、会計士受験時代は、働きながら受験をしたので、ひたすら時間がなく、簿記の勉強

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          【会計】税効果会計が苦手な方へ。「スケジューリング」の考え方。

          税効果のスケジューリング  税効果が苦手な方には、「スケジューリング」の理解が条文で整理できていない方が多いです。  繰延税金資産を計上して良いか否かは、①条文上スケジューリング可能とされている一時差異(将来減算・加算)か否かを判断し、②回収可能か否かを、会社分類やタックスプランニング等から判断します。そのため、大雑把に言えば、そもそも条文上スケジューリングしても良いとされていない一時差異については、回収可能性を判断できません。  税効果が苦手な方は、①のスケジューリングに的

          【会計】税効果会計が苦手な方へ。「スケジューリング」の考え方。

          【会計】何が特別損益となるか

          特別損益についてよくクライアントから聞かれるフレーズとして以下のものがあります。 「この費用、特別損失に計上していいでしょうか?」 これについては、いくつか論点が重なっているので、テンプレートのように以下の通り回答しています。  特別損益については、「棚卸資産の評価に関する会計基準」に記載の例示(※)を参考に、臨時の事象に起因し、かつ、多額であれば計上するべきです。  また、特別損失については、例えば、過年度に見積り計上するべきであった減損損失の計上漏れの可能性等、「会計上

          【会計】何が特別損益となるか

          【会計】資産除去債務を計上すると減損が必要となる?

          見積りの変更等によって資産除去債務の追加計上がある場合、減損の兆候に該当します。  資産除去債務の見積りの変更は、減損の兆候に該当しますが、資産除去債務の見積り変更の検討で終わってしまって、減損の会計処理の検討までしていない経理担当者が多いです。  資産除去債務を計上することが減損の兆候にあたることは基準で明記されているのですが、固定資産の減損に係る会計基準ではなく、資産除去債務に関する会計基準に規定されているため見落としがちです(資産除去に関する会計基準52項 「資産除

          【会計】資産除去債務を計上すると減損が必要となる?

          【計算書類】収益認識基準適用により追加される注記

          収益認識に関する会計基準(※)が影響する計算書類の注記 ①重要な会計方針に係る事項に関する注記 ②会計上の見積りに関する注記 ③収益認識に関する注記 ※以下、収益認識基準と記載 ①重要な会計方針に係る事項に関する注記  上記の注記に含まれる「収益および費用の計上基準」に収益認識の計上基準を記載することとなります。但し費用の計上基準については、おそらく省略されることとなるでしょう。  今までの日本基準(実現主義中心)であれば、ほとんどの会社で「収益および費用の計上基準」は実現

          【計算書類】収益認識基準適用により追加される注記