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06 絵

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挿絵つきの日記
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ルーツ

ルーツ

ガラスペンの練習に、文字だけじゃなく絵を描いたりもしている。
ヘッダーの絵はその練習の跡です。

私は趣味で、たまに絵を描く。
姉は、趣味 兼 仕事で、ほとんど毎日絵を描く。
母も、週に2回、絵を描いている。

母は20年ほど前に病を得て、その後遺症でリハビリの欠かせない身体になった。
今は週2でリハビリ施設に通っており、基本的な運動療法に加え、手先の感覚を鍛えるために絵を描いている。
元から絵を

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ペンで観察する

ペンで観察する

なんとなく人物スケッチしたくなる時がある
たいていは描けたらすぐ丸めて捨てるのだけれど
そんななかでたまに気に入った絵は残してあって
あとで加筆してから取って置いている
その一例たち↓

写真を見て描くより
人の描いた絵を模写するより
当然、想像だけで描くより

自分の目で捉えながら描いた人物には、体温であったり着ている服の厚みであったり、その時みえたその人の感情までも含まれている気がする

フィ

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マトリョーシカねこ

マトリョーシカねこ

彼らは隣の小学校にも出入りしている
夜に校門をくぐっていたり
早朝に学校から出てくるのを見かけるので
猫の夜間学校があるのかもしれない

明るい時間帯は、あまり出会えない
日中は車の往来がはげしい場所なので
それもよくよくわかっているみたいだ
たぶん、私よりあの辺りに詳しい

毎年かならず1〜2匹の子猫が生まれている
しっぽが長かったり短かったり
おかあさんらしき猫はカギしっぽなので
おとうさんの

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いぬのなかに ひとをみる

いぬのなかに ひとをみる

踏切が鳴る前から、そわそわ
右へ左へ、いったりきたり
\カンカンカン/
踏切が鳴ると、耳をピン!と立てて
列車がやってくる方へ駆けていった
それから列車と並走して戻ってくると
踏切の手前でたちどまって
走り去っていく列車を笑顔で見送っていた
姿が見えなくなっても
踏切が上がるまで、ずっと見つめていた

電車好きな犬っているんだなぁ
つい、一部始終を見守っていた
一緒に見ていたのに気づいたのか
クル

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ゆめ だったかもしれない

ゆめ だったかもしれない

高校生か大学生くらいに見える女の子が、灰色で長くてモフッとした何かを抱えて歩いている

サメか何かのぬいぐるみか〜と何となく見ると
見覚えのある顔がついていた

(◉ ▼ ◉)

…サカバンパスピス?
え、あんな大きいぬいぐるみになってるの
でも、タグが見当たらない
え、ハンドメイドパスピスってこと…?

自分しかいなかったから誰とも共有できない
サカバンパスピスが通じる人も身近にいない
女の子が

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