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ひとり暮らし10年目にして、ふたり暮らしがはじまった (3)

ふたり暮らしについて何かとアウトプットしておこうと思ってシリーズ化してみている。客観的にみることができるきっかけにもなってよい。

今回は「生活」のリズムの話を書こうと思う。いくら恋仲と言っても「ふたり暮らし」が始まると絶対に切っても切り離せない「生活」が見えてくる。でも、今のところここに関しても、お互いが適度な距離を保ってのびのびと居心地良く過ごしている気がしている。

わたしは至って簡単なリズムだ。土日祝が休み。平日は出勤。月2回ベアーズの方が来られる日だけ在宅勤務にしているが、それ以外は極力出社している。在宅勤務にしなければならない何かがないからだ。あとは会社の方針もある。
ひとり暮らしの時は、仕事終わりに予定がある時もあれば、ない時は帰宅後ランに出かけて過ごしていた。コロナ禍で予定が全部無くなっても、走りには出ていた感じだ。在宅勤務のときは朝早く起きて走ることもあった。

パートナーができて、彼が家に来るときはやはり彼との時間を優先する。走りに出かけた後に彼から連絡が来ることもあったが、その場合はランニングを切り上げて帰宅した。彼もそこを鑑みた時間に家に来てくれていた。コロナ禍でサッカー観戦そのものが減りDAZN視聴が増えたこともあって、そこまで頻度高くサッカー観戦でいない日はなかったけれど、彼はそのあたりをうっすらと考慮してくれていたのだと思う。サッカー観戦でいない日に突然来ることもしなかった。

なので、総じて彼と付き合いが始まったからといっても、わたしの「生活」のリズムは変わってない。たぶん、彼もそうだ。

彼の現在の仕事は掛け持ち。元々は大阪の仕事のみだったが、今は大阪がかなり比重を占めていそうだけど、名古屋の仕事もそれなりにある。なので週の半分ずつで拠点を変えようとしているが、本人的には出社がまだ必要そうな平日に大阪、週末に名古屋にしたいと思ってはいるようだが、仕事の依頼や中身次第でその通りになるとは限らない。

大阪の仕事だけの時は、だいたい日曜日の夜にわたしとの時間を作ってくれていた。とはいえ、平日も時々「今から行ってもいい?」という感じで時間を作ってくれていたと思う。月曜日の朝も含めて、会社にそのまま出社することはせず、必ず翌朝一度家に帰っていたし、週末は必ず洗濯と掃除、ジムに行く時間を確保していた。基本的に自分の生活の軸を振らさない。

たまたまわたしが賃貸マンションではない住まいにいたせいで、大阪のマンションを引き払う決断をした時に大阪にいる時はわたしの家にいることにした、ただそれだけだ。これは彼に直接尋ねたからこのとおりだ。もしわたしが賃貸マンションで暮らしていたら、ひょっとしたら彼は賃貸契約を伸ばしていたかもしれないし、ホテル暮らしに転向していたかもしれない、と。

なので、ふたり暮らしになってもお互い生活のリズムは変えていないし変わっていない。
今週はわたしがたまたま名古屋ウィメンズマラソンに参加するため、金曜日から月曜日まで名古屋滞在の予定だ。タイミングが合えばいいね〜くらいで捉えている。結果的に彼は金曜と土曜に静岡出張が入り、名古屋に寄るかどうかは仕事次第でまだ決めてないという状態だ。
わたしがいなくても、合鍵を渡してあるから、彼が先に大阪に帰ることも可能だし、特に何の問題もない。彼のリズムを乱すのは今のところただひとつ、仕事だけだ。

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彼が過去に一度言っていたことがある。「守れない約束はしない」だ。

これって一番シンプルなのだが、実行できない人は多いのではないかと思う。彼のこの姿勢が、わたし自身も変な期待もしないでいいし、事実として受け入れやすくしていると思う。お互いがこの姿勢を守り、節度を持って接するだけで、こんなにもリズムを崩すことなく生活できるのかと、改めて実感している。

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