人生初『マイ・ルーティン』の始まり
過去にわたしのセブンルールを書いたことはある。(二度も)
だが、1日のルーティンを書けと言われると、大学生になってからというもの、毎日必ずこのルーティンで動いているというものは実はない気がする。
なんとなく洗濯は朝だったとか、夜だったとか、朝シャワー派だったとか、弁当いつも作ってたとか、そういう長続きしていない単発のルーティンはあれど、「この流れを守る」というものはなく、思い付きが多かった。
なので、彼が同居していたとき、彼の「マイ・ルーティン」が確立しているのを垣間見て、感心していた。
ルーティンのある生活って、ある意味ていねいに日々を過ごせてると思う。自分に対しても自分をていねいに扱えている気がするのだ。
ずっとそれに憧れているのに全然実行できない、もうすぐ47歳になってしまう怠惰な女子がここにいる。
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7月半ば頃から彼の仕事が大幅に変わった。大阪の仕事はほぼ終了したので、彼がわたしの部屋で過ごす時間が極端に少なくなった。そして代わりにといってはなんだが、「たろう」が新たにわたしと一緒に過ごすようになった。
この夏はそんな変化があった夏で、わたし自身生活のリズムをうまく整えられないでいる時間が多く、仕事でもにわか問題が浮上してメンタルが疲れて、1日1日を過ごすのに精一杯な日々だった。
彼が大阪に来るのは週末だけど不定期。「たろう」が家にいるので家で過ごす時間が増えている。なのに、これまでよりも時間が足りないように感じたり、充実感が足りないように感じるのはなぜなのか。仕事終わりにランニングに行くと、なんだかバタついた夜になるし、「たろう」の相手をする時間も減る。なんなの、この変にバタバタする感じ…という印象のまま週末になり、週末はその気持ちの疲れが来るのか、無駄に1日を過ごすことも増えた。
よくない。本当によくない。46歳11か月目にして、ふと我に返る。
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きっかけは、10月末に6時半集合で仲間と朝ランをし、そのまま公園のカフェでモーニングを食べたことだった。
そうか、今のわたしなら平日の朝は自由だ。二人暮らしのときは家事があるので頭の中をかすめることすらしなかった朝ラン。今なら早起きさえできればなんとかなる。そうすれば、仕事終わりの時間は自由に使える。いろいろメリットがありそうな気がする。
だが、これまでもずっと早起きすること自体が課題だった。未だかつて習慣化できたことはなく、目は開けても二度寝。そんなわたしが、土日を含めた一週間早起きができた。ただ早起きができただけではない、マイ・ルーティンを確立できそうな自信が持てる程になったのだ。
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晴れている日は、朝ごはんのパンを買いにランニングする
発端はここからだった。大阪城公園にあるこのパン屋は朝7時から開いている。焼き立てのパンを食べられるカフェとして有名だ。空いているのは朝一番だけ。
このルーティンのポイントは以下のとおり。
ただこれだけのポイントを追加しただけだったのに、何故か続いている。スタバのコーヒーを飲むのに、自前のタンブラーも引っ張り出してきた。
出社前、コンビニに寄らないから弁当を作ろう
この朝のお膳立てをしてしまうと、出社前にコンビニに立ち寄る用事がなくなる。ならば昼ごはんにお弁当を持参しようと決めて、曲げわっぱの弁当セットを引っ張り出した。
ご飯とおかずの割合に納得できず、今まで培った作り置きレシピ集からすぐに作れて日持ちするものをピックアップして週末に作り置き。
そうしたら納得のいく配分のお弁当が完成。ご飯の量はこれぐらいがいいのだ。ちなみに、朝詰めるだけなので5分ぐらいで完成する。弁当なので在宅勤務の時も作る。UberEatsに逃げない。そうすることで夜ひとり飯で飲みたい時UberEatsを頼める。
雨の日や空いた時間、勉強しよう
雨の日やランニングをしない時にすることを決めた。会社のメンバーたちが新しい習い事を始めたり、ラン仲間がアラフィフになってからバイクの免許を取ったり、新しいチャレンジをしているのを目の当たりにすることが多くなった。noteをよく読ませていただいている、佐久間ゆいさんも新たに勉強を始めたと書かれている。
そういえば、2017年春にTOEIC900点達成してから何も勉強してないな…なんならサックスも辞めてしまったし…と思いふと見直してみた。
2018年、2019年、2020年、2021年、2022年と過去5年間振り返っても一向に手をつけていない「新たな語学学習」。そうだ、これだ!と思い立ったのだ。なんなら今年の目標にも書いている。
選んだ言語は「イタリア語」。カンツォーネを小学生の時に習っていたこともあって、イタリア語はなぜか読めるのだが、意味は全くわからない。これならハードルが低い。勉強するなら、いっそのことイタリア語検定4級取得をゴールにして、頑張ってみることにした。
幸い「たろう」を抱っこしながらでも、Duolingoはできるし参考書は読める。些細な積み重ねで1週間の勉強時間が4時間を超えた。
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たったこれだけのことなのだが、朝早く起きると夜眠くなるのが早いので必然と寝落ちし翌朝起きれるという流れも出来上がり、気づけば6時までに起きるという今まで続かなかった早起きを1週間続けることができている。
それだけでなく、弁当を作り着替えて朝ランをし、充実の朝ごはんと昼弁当を食べ、夜の空いた時間は「たろう」の相手をしながら語学学習までスタートできるようになった。なんという変化だろう。
あくまでもこのルーティンは一人暮らしの時間でだけに限る。彼がやってくる月に2回程の週末二人暮らしの時はやらない、と決めてある。その心の余裕も助けになっているのか。
47歳目前にして、ようやく「マイ・ルーティン」を始めることができそうだ。(いつまで続くかな…)
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