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欲しい本

本屋で働いていると毎日のように欲しい本が現れる。
私が働いている店のようにそれなりに小さくてしかも駅ナカの書店だと、ひとりで品出しを任されるので、全ての新刊をチェックするのが私なのだ。
毎日大量に届くダンボールを見ると辟易するが、しかし同時に、今日はどんな本が入っているのかなと、クリスマスプレゼントを開ける子供のような気持ちにもなる。
だが当然欲しい本があってもホイホイ買えるほど金もなければ、給料も貰っていないので、欲しい本は大体そのままになって、買わずに終わる。
ハードカバーなら文庫化を大人しく待つ。
それでもどうしても欲しい本は当日に買って帰るので、残ったのは
「買うほどでもないけど、読みたい本」である。
そんな本はもう、私が書店で働いていた2年間で腐る程あるのだが、来月に本屋を卒業するにあたり、買えるだけ買おうと思った。
そしてウンウン唸りながら、あれこれと選別しながら、欲しい本を決めた。
ちなみにまだ発売していない本もあれば、随分前に発売した本も入っている。品出ししながら欲しいな、と思った本が対象だ。
きっと忘れている本もたくさんあるのだろう。思い出したら、それもリストに追加する。

暇な人は眺めていただいて、「これ気になるな」とかなんとか思っていただけたら幸いである。




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