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ソラコム『IoTの知識地図』

3年前、半沢直樹風の営業を想定して入社したら、顧客管理ツールを活用して営業プロセスを可視化・改善するセールス手法を目の当たりにし、「これがDXか」と思い知ったのが懐かしいです。
以来、DXのコアバリューは楽になることよりむしろ、「業務が計測可能になる」ことなのだと理解しています。

最新のGPTと遊んでいると非構造データを構造的に分析することに非常に長けていますし、さまざまな事象を観測できるセンサーによって、世の中の計測がさらに進むとこれまでと少し違った世界が待ってそうだなぁ〜と明るい未来に心から期待しています。

昨年、ジャカルタ訪問した際に、E-Fisheryというスタートアップを紹介してもらって、調べると餌やりデバイスによる業務自動化、水中センサーによる飼育の最適化、供給量予想に基づくハードウェアの実物融資というサイクルが実現されていて、決済マンとして感動してしました。

スマートロックなどは身近になって来ましたが、ハードウェアの制御と決済を連動させると、より本格的な省人化が実現できますし、GPS情報と車の動作と決済を連動させるとコイン駐は設備投資が不要になるかもしれません。

そんな背景から手に取った入門書が本書です。調べ物をしていてもセンサーの種類とかエッジコンピューティングみたいな言葉がよく分からず困っていたので、なんとなく概念として理解できて良かったです。ただ、教科書的な本なのでもう少し事例集的なものを読み進めてから、また本書に戻ってくるのが自分にとっては良さそうかなぁと思いました。

スウィングバイIPOで一躍有名になったソラコム社さんのいい宣伝活動・採用活動にもなってそうで、会社として本出すのベンチャーだと結構いい戦略なのでは?という感想も持ちました。

※本noteで利用しているURLはAmazonアソシエイトリンクを利用しています。

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