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何故、自民党は全く政治が出来ない政党になってしまったのか?


1.税金への感覚の欠如

まず、海外先進国の国会議員達は、"税は国民の皆様の所有物である"と考え、日本の議員とは異なり、税金を一円たりとも無駄にするような事はしません

しかし、岸田首相と言えば、外交に行く度に、日本人の税金海外諸国へばら撒く事で有名です。

おそらく、お金をばら撒かねば、外交が成り立たぬ程、外交が下手なんだと思われます。

例えば、私が確認しただけでも、
COP26では、途上国などの気候変動対策支援に今後5年間で最大100億ドル(約1兆1000億円)を拠出すると表明。今年3月に訪問したインドでも、グローバルサウスと呼ばれる途上国のインフラ支援に官民で750億㌦(約9兆8000億円)以上の巨額資金を投じる方針を明らかにした。
・岸田首相、ウクライナに55億ドル(約7370億円)の追加支援表明
と言うような事例がございます。


結局、公務員として、持つべき当たり前の税金への感覚が欠如しているから、特権階級のような報酬も受け取り続けるし、後先考えず、ばら撒き政策を行い続け、その事に対する反省の念も、一切見せないのです。

何度も言いますが、"税は国民の皆様の所有物である"と言うのは、政治家として持つべき当たり前の感覚であり、"公務員は全体の奉仕者である"という憲法に規定された理念も含め、そういう感覚を持てない政治家が、国民のためになる良い政治を行える事は、100%あり得ないでしょう。


2.国民の政治に対する勉強が足りていない

【叫ばれる“若者の政治離れ”】30代以下の3割は、政治への不満の意思表示として「選挙に行かない」

例えば、"何故税金は上がり続けるのか?""何故日経平均株価は上がり続けるか?"など、そういった、簡単な質問についても、答えられる国民は少ないのでは無いでしょうか。

そして、そういう世の中の事実に関する知識が無いから、間違った主張をしている議員達を当選させてしまうんです。


根本的に、政治と言うのは、"自分にとって都合の良いルールを作るため"に存在します。

ですから、自分の主張を実現してくれる国会議員を見付け、その議員に対して色々な注文を付けるために、選挙に行き、国会議員を当選させるんです。

そして、自分の主張を決めるためには、政治に対する勉強は必須です。

政治家達も、国民の政治に関する知識レベルが低いと、踏み込んだ話をせずに済むので、自分の主張を嘘で固め続けるでしょう。

政治家達は、国民が政治に無知でいてくれた方が、自分達が低レベルであり続ける事ができ、仕事をせずに済むので、そっちの方が助かるんです。

ですから、国民は、その政治家達の嘘や矛盾した主張を見抜けるように、政治について勉強しなければいけません。


まとめ.国民が政治家の代わりになるしかない

以前のnoteでは、脱官僚制を実現する上で、"じゃあ、官僚の代わりに誰が働くのか?"と言う事が、一番重要であるとお話いたしました。

それは、政治家達についても、同じ事です。

つまり、"国民が、政治家の代わり"となればいい訳です。

法律なんて、日本語を読めれば、誰でも解ります。

そして、政治自体、正解があるものではありませんから、高校生以上なら、誰でも出来るでしょう。

その証拠として、近年では、タレント議員なるものが、次々と誕生しております。


そして、国民の皆が、政治について考えるようになると、政治家の希少性が減りますから、自ずと、政治家達の報酬は下がります。

それと同時に、当選に際しての競争も激化するので、実力が無い議員達は、当選する事すら難しくなるでしょう。


以上をまとめますと、結局、自民党が政治が出来ない政党であり続ける大きな理由は、"国民が政治について無知である"という事になります。

そして、国民が、"自民党議員はもう不要だ"と思える程、政治について詳しくなれば、"税や国民に対する尊重の念"を持たない議員達は、国会を去らざる負えないようになる訳です。


余談.今後どの政党が与党になったとしても

ですが、世界史やアメリカ史を学んだ上で、私が最近思う事は、議員が誰であって、与党がどの政党であるかと言うのは、あまり政治の結果に関係ないのではないかという事です。

何故なら、一般的に、政治家と言うのは、民意を得なければ、当選する事は出来ないからです。

つまり、政治家と言うのは、一定程度、民意が理解できる人物がなる職業であり、国民の政治に関するレベルが上がれば、相対的に、その民意に合わせ、政治家もレベルが上がった主張を行うようになると思う訳です。

なので、それは自民党議員についても、同じ事が言えて、国民の政治レベルがしっかり上がれば、自民党議員が国会の過半数を占める状態であっても、十分政治は良くなる余地があると思っております。

勿論、国民の意に介さず、利己的に自己保身に走る政治家はいるでしょう。

ですが、自分の利害に一致した議員を当選させる事だけを目指すのではなく、国民一人一人が、今からできる事の内、最も効果がある事というのは、政治や世の中に関する知識をつける事だと言うのは、間違いないと思います。

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