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アダルトチルドレンというアイデンティティ

こんにちは。ACのあおです。

今回はアダルトチルドレンというアイデンティティについて分かち合いをしたいと思います。この意見はあくまでも私の意見です。あなたにはあなたの考え方があると思います。

アダルトチルドレンは各自の自覚で成り立ちます。これは以前の記事でも書きました。これは、ミーティングの伝統3で保証されています。

アダルトチルドレンという概念は、アルコール依存症者を親に持つ子どもだちから発展してきた概念です。

厳密にはアダルトチルドレンには2種類あります。

1.アダルトチルドレンオブアルコホリクス(Adult Children of Alcoholics:ACoA)

アルコール依存症者を親に持ち癒されずそのまま大人になった成人。元々は、チルドレンオブアルコホリクス(Children of Alcoholics)のなかの、成人のグループという意味です。したがってティーンチルドレンオブアルコホリズム(アルコール依存症者を親に持つ10代の子どもたちのグループもあるようです。

2.アダルトチルドレンオブディスファンクショナルファミリー(Adult Children of Dysfunctional family:ACoD)

機能不全家族に育ったことにより、様々な問題を抱え生きづらくなっている成人です。

私は、2に当てはまります。

しかし、私はよく否認に陥ります。家族は機能不全などではないし、私には問題はないのだと。しかし、今の私を見てみるとその否認はいつも溶けます。今、私自身問題を多く抱えており、生きづらいからです。楽になった部分も多くありますが、問題は以前として残っています。

自分の力でそれを解決できる。といつも思います。心理学を学んだり、瞑想したり、運動したり、あるいは社会問題に取り組んだりして社会に役立つことで自分自身の問題を解決して行くことができるんだ。と。

私は一時期あるメンタリストにはまっていました。とても有名な人です。その人の方法をいつも試そうとしていました。実際に行えば効果はある人にはあると思います。今思えば、彼の方法で効果があるのは、「普通の人」なんだと思いました。私は、ACですから問題を嗜癖として使う依存症者です。したがって、普通の人が行う方法で問題が解決するはずがありません。インフルエンザに普通の風邪薬が効かないのと同じです。そして、いつも続かないで、問題が解決しないまま人生がどうにもならなくなりました。

ずっとずっと否認を続けていました。自分を厳しく裁いて、生きづらくなっていました。しかし、ある時に認めました。私は自分の人生がどうにもならなくなっている、ミーティングに通うしかないと。ミーティングへ通い始めてからも私は仲間ほどひどくはないと勝手に思っていましたが、最近は私はほとほとACだということを認めています。確かに仲間のような経験をしてはいませんが、仲間も仲間で私の経験を否定することはできません。ACは本人の自覚で成立するからです。もし、「いやあなたはACではないじゃない。普通に生活できているし、なんの問題もないじゃない。幸せそうじゃない」と言ってくる人がいても私自身が「AC」だと認めているので、私は「AC」です。

そして、そのACの問題は一生私から消えることはありません。ACの問題は依存症と同じなので、一生私の中に問題として存在し続けます。そして、その問題を「私」自分の力では決して治すことができません。

でも、それを使わないで平安に生きて行くことができます。それが「回復」です。

そのために、12のステップを使います。12のステップは、「愛の神」が存在しますが、それは決して人に押し付ける概念ではありません。それぞれがそれぞれの解釈で決めていいものです。宗教的ではありますが、宗教ではないです。12のステップを悪い意味の「宗教」にしてしまうこともできますが、それはその人自身に委ねられています。

私は、ある信仰がありますのでその神様を信頼して回復しようと考えています。

同じ内容を以前も書いたと思いますが、自分自身がよく否認をしてしまうので、心に刻み込む意味でももう一度書きました。

ありがとうございました。今日一日、神様の祝福と恵がいつも豊かにありますように。

ACあお

サポートは全てミーティングの献金へ当てさせていただきます。 ACや依存症の問題で苦しんでいる仲間の為にも、サポートをよろしくお願いいたします。